日本海穏やかに 青葉山
国道27号線から望む

行った日  01.10.6(土)
行った人  たぬき二人

 この山の南を通る27号線は数え切れないほど走りましたし、丹波の山から特徴ある双耳峰を何度となく眺めています。しかし、登るのは今回が初めてです。
 
 東屋 オトコエシ?
 
 福井県側の中山登山口からまず東峰をめざします。車は青葉山青少年旅行村に停めます。そこから登山口までは、ほんの数分です。青葉神社まで2.7km。
 よく手入れされた道です。MTB式に言えば、下山は100%乗車可というところです。しかし、丸木の階段が神社までところどころにあり、階段の嫌いな父たぬきは、あらわれるたびに「ああ、また階段や〜。」と嘆いておりました。
 登山道の所々にベンチがあったり、あと1km地点には東屋もあり、ゆっくり展望を楽しみながら登ります。小さい頃よく来た高浜海水浴場や大飯原発に渡る橋、そして若狭湾が一望の下です。
  
 気持ちのよい道  南方面の展望
 東峰(696m 福井県高浜町)には、およそ90分で到着。先着の若者5人のグループがいて驚きました。今寺登山口〜西峰〜東峰というコースで、我々が無線をしている間に、また西峰へ引き返していきました。中高年がほとんどの低山で、こんな若者グループに出会うとは・・。あとで尋ねると、近くのF大のワンゲルとのこと。
 私たちも西峰をめざします。やせた吊り尾根で、修験のあとなど、スリルある岩場もあります。鎖場には、新しい鉄製の階段が設置され、一般登山者でも安全に登れるようになっています、また、大きな岩のトンネル(泰澄大師が修行したといわれている)もあります。
  
 東から望む西峰 登山道脇のリンドウ 岩のトンネル
 
 およそ30分で西峰(699m 京都府舞鶴市)。権現さんが祀ってあります。先ほどの若者グループは大きな鍋で昼食の準備です。初老の男性が昼食中。我々も昼食タイム。三郡山移動の島田さんをコールすると、小金が岳にいるMXFさんの声。まさかこんなところでMXFさんの声を聞くとは・・。(^^;
 南側の展望がよく、長老ヶ岳、弥仙山、遠く霞んだ多紀アルプス、五台山〜五大山。舞鶴の建部山も台形なのでよくわかります。権現社のうらの岩に恐るおそる登ると、若狭湾から丹後半島までが見えます。地元登山者によると、展望がよい日には、白山も見えるとか。また、舞鶴港が軍港であった頃、ここも要塞として使われていたそうです。
 
内浦湾 舞鶴方面
 
 三郡山移動のしまださんと無線で情報交換し、いよいよ下山です。今寺コースをおりますが、植林の中の急なつつづらおれの道で、あまりおもしろみはありません。少し時間がかかっても、西国札所の松尾寺へ下りた方がよかったなと思いました。
 今寺から車まで、1時間ほどの舗装路歩きです。例によって、農作業中のおじさんと話をしたり、道ばたのムカゴをゲットしたり。秋の若狭路をのんびり歩きました。
 展望もよし、変化ありのなかなか楽しい山です。