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ホテルから見た朝の摩耶山方面 |
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神戸に宿泊するということはめったにないが、職場の旅行で港近くのホテルに宿泊。翌日は予定
が決まっていないので一人で摩耶山へ向かう。
シャトルバスで三宮へ、駅のロッカーに要らない荷物を預け、新神戸駅へ。新神戸駅から歩き始
める。 |
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霞む神戸の街 |
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布引貯水池 |
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すでに太陽は昇り、クマゼミがにぎやかにないている。布引の滝方面へ歩くグループを追い越し、
コンクリートの坂道を喘ぎながら歩く。あまりの暑さに引き返そうかとも思ったが、ここまでせっかく
来たのだから・・・。
布引の滝へは寄らず、市が原へ向かう。途中の展望所から車道を歩いてしまい、しばらく舗装路
を歩く羽目に・・。ハーブ園の近くから貯水池へ下り、池のそばを歩く。こんな時間に歩く人は少なく
2,3人とすれ違っただけ。
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市が原 |
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役行者 |
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貯水池から市が原へは谷の道。涼しい風も吹いてくる。もみじ茶屋を過ぎるといよいよ山道に
なる。六甲全山縦走路と合流し、トイレ休憩。さらに北へ歩くと天狗道への分岐。縦走路は天狗
道だが、全縦コースではいちばんしんどいところと聞く。涼しそうな地蔵谷道を行くことにする。
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見上げればハーブ園のシルエット |
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地蔵谷道を歩く |
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六甲山系は標識があちこちに設置されているので安心して歩ける。しかし、どんな道でも地形図は
常に携帯し、自分の位置を確かめながら歩くことが大切である。
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沢を渡り返す |
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天狗道に合流する |
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地蔵谷道は谷沿いの静かな道。細いがよく歩かれ、ときおり涼しい風がどこからか吹いてくる。
「谷を選んで正解やったな。」
聞こえてくるのは、水の音と鳥の声、そして梢を揺らす風の音。何度か沢を渡り返し、新しい堰堤
に出る。六甲は堰堤が多いと聞いたが、なるほどここまでたくさんの堰堤を見てきた。
コンパスを忘れ、どの方向に歩いているのかわからないまま道標の示すままに歩いていくと、天
狗道と黒岩尾根への分岐に出る。ここは天狗道方面へとり、しばらく歩くと尾根の天狗道に合流す
る。
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よく掘れた道 |
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ひっそりと摩耶山三角点 |
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階段やよく掘れた道をしばらく歩くと、テレビの中継施設に出る。まだ山頂ではないと思ってい
たが、どうやらここが山頂のようである。中継施設の建物の裏手に大きな天狗岩が祀られ、その
すぐ裏に三等三角点があった。
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掬星台 |
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神戸の街を望む |
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三角点から掬星台に向かう。にぎやかな子どもの声が聞こえる。工事の人もいて、地蔵谷を歩
いているときは誰にも出会わなかったので、浦島太郎のような心境。
携帯のメールにメンバーから映画を観ているとのこと。終わる頃に合流できそうだ。
掬星台から神戸市街を眺めると霞んでいる。木陰にはいると爽やかな風が吹き抜け、汗をかい
た体に心地よい。
阪急六甲行きのバスが停まっている。尋ねるとあと5分で発車とのこと。ケーブルで下りようと
思っていたが、時間もあるのでバスで下りることにする。
乗客は私一人。六甲山牧場から六甲ケーブルを廻り、ちょっとしたドライブ気分。神戸の街のち
かくにこんないい山があるなんて・・・。およそ45分で六甲駅に着く。
電車の窓から摩耶山を眺めながら待ち合わせ場所へと急ぐ。次は黄葉の季節に歩いてみたい。 |
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