|
|
|
|
雨に濡れて・・・ |
|
|
|
一週間前にヒカゲツツジの開花状態を見に行ったが、まだ蕾が固く、一株だけ開きそうなものがあ
った。
近所の方から「六分咲き」という情報をいただき、それなら、と16日に行きましょう、とblogで呼び
かける。
nanaさん、bhnさん、GORYUさん、OAPさん・JMMさんご夫妻、そしてTQFさんが来てくださるこ
とになり、水分れ公園駐車場で集合する。
前日の神戸新聞に掲載されたことも手伝って、次から次へと登って行かれる。栗柄峠付近の山へ
行くというやまあそさんも来られ、揃うまで歓談する。
少し遅れるというOAPさんたちの到着を待たず、先に出発する。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
天狗岩 |
|
鳳翔寺〜清水山は満開 |
|
|
コースは鳳翔寺から登り、観音堂に下りる左回り。いつもの反対回りだが、気温が上がった方が
花がよく開くだろうと期待してのことである。
朝方までの雨で登山道は滑りやすく、木の根があると要注意。
急登を登ると、岩座があり、その岩の上で我が家を捜すnanaさんと父たぬき。
少し登ると、ヒカゲツツジが満開。こちらの尾根は開花が少し早いようだ。雨に濡れた花はとても
瑞々しい。
群落というほどでもないが、それでもかなりたくさん咲いている。登山道からは見えにくいが北斜
面にはたくさん咲いているようだ。
OAPさんご夫妻とTQFさんは、公園の奧から珪石山へ直登。尾根で出会う予定である。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
剣爾山から三の山、四の山を望む |
|
いい写真が撮れたかな?(^^) |
|
|
剣爾山まで来ると、北側が伐採され、一の山から五の山までよく見える。OAPさんと無線で話し
たりしながら、付近のヒカゲツツジを見る。それにしてもたくさんの木が伐られている。あとで尋ね
ると、倒木で枯れたものらしい。これまで日陰だったところに陽があたり、生育環境が変わるので
は、と案じてしまう。
急登を登りきると、反射板のある清水山山頂。数人のグループが休憩中。丹波の花について尋
ねられるのでいろいろ話していると、やまだよりを読んでくださってるとのこと。一緒に写真を写し、
先に出発する。やまだよりを見ていただいている方に出会うのはうれしいものである。
珪石山の分岐付近でOAPさんをコールすると、今まさに珪石山のいちばんしんどいところを登っ
ておられる様子。「おーい!」と呼ぶと、生の声で応答があり、だいぶん上まで登っておられるよう
だ。
ゆっくりと歩き、蛙子展望台の手前でOAPさんたちが追いついてこられた。ひさしぶりのTQFさ
んも雪焼け?の笑顔。
このあたりから開花し始めたヒカゲツツジの群落。GORYUさんは一眼レフデジカメで花を写して
おられる。いい写真は撮れたかな? |
|
|
|
|
|
|
|
|
蛙子展望所から |
|
岩にへばりついたヒカゲツツジ |
|
|
蛙子展望台付近はまだ蕾。天気は回復し、お日さまも顔を覗かせている。雲は多いものの展望は
まずまずで、北には弥仙山や双耳峰の青葉山が見える。1週間前には咲いていなかったタムシバが
ポツポツと山の斜面に見える。今年は去年より花が少ないね。「山笑う」には少し早いが、芽吹きの
準備をした木々は今にも笑い出しそう。
そろそろお昼にしたいが、ここではできないので五の山まで辛抱することに・・・。岩にへばりついた
ヒカゲツツジにがんばって!、と心の中で声をかけて通り過ぎる。ヒカゲツツジは岩によく似合う花だ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
賑やかにお昼ご飯 |
|
真剣な表情のbhnさん |
|
|
五の山にはすでに10人ぐらいのグループが陣取って昼食中。我々は山頂から少し離れたところで
お昼にする。だっちゃん(JCLさん)と無線で交信、そのあと栗柄峠近くの山のIXWさん、そしてかね
ちゃん(OOSさん)の声が聞こえる。なんとかねちゃんは駐車場で、これから向山へ登られるという。
片づけ始めた頃、なかなかさんが現れる。出会えるとは思っていなかったのでうれしかった。一緒に
写真を撮り、反対方向へ歩いて行かれた。
なかなかさんと別れ、向山連山でいちばんの群落地帯を歩く。まだ花は五分咲き。しかし、日当た
りのよいところはきれいに咲いている。OAPさんは、「blogを始めると、いい写真を撮ろうと思うように
なった。」と、きれいな被写体を求めてあちこち撮っておられる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ツツジのトンネルはまだ蕾 |
|
|
|
ヒカゲツツジのトンネルはまだ蕾。「昔はもっとトンネルらしかったけど・・・。」と父たぬきが何度も
呟いている。確かに以前よりもヒカゲツツジが少なくなったように感じるが、花が咲いていないから
かもしれない。このトンネルがいつまでも変わらぬ姿であってほしいと願うのは私だけではないだ
ろう。ヒカゲツツジをたずねて来られるたくさんの登山者の願いでもある。できるだけ、山にストレス
をかけないようにしたいものである。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
四の山を望む |
|
|
|
深坂北峰から西へ歩き、四の山を眺めると北斜面はヒカゲツツジの色で染まっている。派手な色で
はないので、麓から花だとわかる人は少ないかもしれない。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
松の台展望所で |
|
|
|
鞍部に下り、四の山へ登り返す。松の台展望所からは五台山が真正面に見え、麓の田んぼでは
水が張られて田植えの準備が始まっている。ヒカゲツツジ越しに毎年見る景色ではあるが、いつも
新鮮な印象を受ける。松の台のヒカゲツツジも満開ではないが、これくらいの開き方がいい。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
松の台展望所にて(中央最奥は、五台山) |
|
|
|
花を眺めたり写真を撮ったりしながら歩くと予想以上に時間がかかる。四の山を越えたあたりで
中学生になったYくんと一緒のかねちゃんに出会う。迷ったあげくここに来られたとか。少しだけお
話しし、これから五の山方面へ向かうかねちゃん親子とお別れする。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
コバノミツバツツジは満開 |
|
観音堂の桜 |
|
|
四の山から亜炭展望所をすぎ、三の山の手前でヒカゲツツジの姿をしっかりとまぶたに焼き付け
る。これからあとは、もう見られないからね。
岩座展望台で少し展望を楽しみ、今日歩いてきたコースを確認する。
「ずいぶん歩いてきたんですねえ。」 nanaさんが驚きの声をあげている。
二の山から観音堂への下りはコバノミツバツツジがいい感じで咲いている。「ここもなかなかいい
なあ。」 ヤブツバキも盛りを過ぎてはいるがまだたくさんの花をつけている。向山はまさに春真っ
盛り。
観音堂へ下りた頃、黒い雲がにわか雨をもたらすが、それもすぐにどこかへ行ってしまった。
ヒカゲツツジは満開とは言えなかったが、今年も逢うことができた。
bhnさんをみおくり、同行のみなさんに栗柄から帰ってきたやまあそさんも加わり我が家で山談義。
来年も向山へお越しくださいね。(^^)/
|
|
|
《追記》
五の山のグループは焚き火をしているのか煙が出ていた。周辺の枝を集めて燃やしているようだ。
個人の持ち山で、しかも登山者の多いところで焚き火をするとは・・・。なるだけ山へ負荷をかけない
ように歩こうと思っている。大勢の登山者が歩くだけで、登山道沿いの木々には影響があると思う。
向山登山道の木の伐採もヒカゲツツジだけでなく他の植物や樹木に何らかの影響があるのではな
いだろうか。たくさんの方が枝の伐採と焚き火には疑問を持たれている。山を歩く人は向山だけでな
く、環境に配慮し、自然への負荷をできるだけ少なくしたいものだ。 |
|
|
|