台風一過の 五台山
兵庫 丹波

 台風13号が遠ざかった日曜日。午前中は風が強く、まだ雨が降りそうな空だったが、午後から
は青空も覗きはじめ、空気がとても澄んで、山々がとてもくっきりと見える。
 久しぶりに五台山へ行ってみることにする。五台山は昨年の秋以来ではないだろうか。ずいぶん
ご無沙汰している。
鹿柵が設置されている 水量の多い独鈷の滝

 岩瀧寺の登山口から登り始める。
「あれ?」
これまでの雰囲気とどこか違う。よく見ると、金属製の鹿避けネットが張り巡らされているのだ。
なんと岩瀧寺から滝へ続く道の途中には扉があり、開けたら閉めるよう、指示してある。ちょっと
雰囲気が・・。(-_-)

 独鈷の滝は、水量が多く、家族連れが滝を見物中。お不動さんへの石段から見る滝がなかな
かいい。

 
雌滝 松茸山の注意書き

 お不動さんから登山道を歩く。雌滝も今日は水音が大きい。
 藤の目渓谷の入り口には、松茸山なので、登山道以外は立ち入らないように、と注意書きが
してある。丹波の山は11月中頃まで松茸山のところが多い。

 小峠を過ぎたところで千ヶ峰のOAPさんをコールし、しばらく交信しながら歩く。今日は展望が
よく、爽やかな風の吹く中で景色を楽しんでおられるようだ。これは展望が楽しみ。(^^)
氷ノ山がくっきり(ズーム)
南西の展望
北西には但馬中央山脈

 五台山に着くと、若い男性が二人。三田から来られたようで、これから山歩きを始めようとされてる
らしい。

 さて、ここに来ると一番にすることは氷ノ山が見えるかどうかを確かめることである。今日はとても
くっきりと見える。右の低いのは鉢伏か。
 北には、三岳山、大江山連山、床尾連山等々。南にはお馴染みの丹波の山々。OAPさん・JMM
さんがおられる千ヶ峰は竜ヶ岳の向こうに頭だけ出している。
 瀬戸内海もうすーく見え、こんな日は年に何回もない。

 OAPさんと再び交信し、展望を十分楽しみ、下山することにする。
小野寺山から北東の展望
小野寺山から北の展望
小野寺山から東を望む

 小野寺山からの展望も気になったので、そちらにも寄ってみる。こちらからは、東の展望がすばらしく、青
葉山や弥仙山の特徴のある山容が目につく。鏡山や五条山、遠くに長老ヶ岳。いつもより近くに見えるの
は強い風の後だから・・・。
 千ヶ峰からは瀬戸内海と日本海が見える、とOAPさんが言われていたが、ここから日本海がちょっとだけ
見える。こんなことはほんとうに珍しい。

 もう少し山々を見ていたかったが、時間も気になるので来た道を下山する。

 
お不動さんに下りてきました 岩窟に不動明王が祀られている

 お不動さんにお参りし、滝へ下りると、若者グループが数人。鹿柵の扉のところでもバイク用ウエアを着た
若い男性。今日は山頂でも若い人に出会ったし、いつになく平均年齢の低い五台山周辺だった。(^^)

 

行った日 06 9/18(日)
行った人 たぬき二人
2.5万図 黒井 山行地図はこちらを参考にしてください

たぬきほーむへ  山歩きへ