初登りは今年も・・・ 石金山 
兵庫 丹波市


 元日の午前中は家で祝ったり、神社やお寺にお参りしたりと出られないので、午後、山南町
へ向かう。去年も初登りはここだった。出発しようとすると素敵なプードルがツカツカと下りてき
たことが昨日のように思い出される。もしか、とワゴン車を捜したが今日は来られていないよう
だ。

 昨年は雪でお詣りの人も見られなかったが、今日は次々に来られ、お堂の右にある庫裏か
らは賑やかな声が聞こえている。

 年末に買った新しい靴をお正月におろすことにしていたので、早速、履いてみる。靴ひものか
けかたなどをレクチャーしてもらったが、なかなか思うように履けない。
「靴は慌てずゆっくり履いてくださいね。」
靴を買ったお店の店員さんのことばである。まるで私の性格を見通したようなそのことばを思い
出し、ゆっくりとひもをかけていく。
小新屋観音 急な尾根を登る

 何となく違和感を感じるが履いているうちに慣れてくるだろう。観音さまにお参りし今年の平穏を
お願いする。

 登山道は谷から急な尾根になる。雪はないが木の根ですべらないようにしないとね。今年は元旦
登山の催しが合ったようだ。
石金山が顔を出す 山頂

 至山からの尾根にでる。倒木の間に石金山の頂上が顔を見せる。人の気配はないようだ。
 尾根を西に歩き、石金山の直下まで来る。急登を登り切ると山頂である。
西には笠形山

 山頂には、朝の焚き火がまだ燻っている。煙の向こうに千ヶ峰が白い。すばらしい展望に思
わず歓声を上げる父たぬき。去年よりは少し霞んでいるが、360度の展望は丹波市随一だろ
う。新春の澄んだ空気の中で展望を楽しむ。

 西に笠形山から千ヶ峰への山々。
北西から東の展望

 北には氷上盆地の奧に五台山がどっしりと座っている。篠ヶ峰、弘浪山、白山等々、お
馴染みの山が新春の光に包まれている。東には篠山の三嶽がひときわ目立つ。白いの
は北摂深山。
南東の展望

 南東には、白山から続く妙見山が近い。その左奥に白髪岳。右は少し雪を纏った西光
寺山。

 無線でコールするとMXFさんから応答がある。加古川のSPMさんとも新年の挨拶を交
わし、陽も傾いてきたのに下山にかかる。その前に、まだ煙のでている焚き火に雪をか
けておかないとね・・。

 今日は海は見えなかったが、快晴の空のもと、気持ちのよい初登りができた。今年も
元気に山歩きができるといいな。

 

 

行った日 06 1/1(日)
行った人 たぬき二人
山行タイム 小新屋観音13:25〜縦走路合流13:55〜山頂14:10ー14:55〜
小新屋観音15:30
2.5万図 中村町   山行地図

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