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加西市和泉付近から鎌倉山を望む |
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nanaさんから兵庫の山へ行きましょう、というリクエスト。どこがいいかな?と考え、中間地点に位
置する鎌倉山へ行くことにする。この山は数年前に二度歩いている。やまあそさんによると、その頃
にくらべ、登山道が整備され、展望もよくなっているとのこと。雨の予報だが、青空が覗いている。ま
だ降りそうにないので、予定通り歩くことにする。
加西の森庵さんで昼食のパンを仕入れ、集合地の普光寺へ向かう。 |
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ハイキング案内所 |
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鉄塔から鎌倉山を眺める |
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普光寺にはハイキング用の駐車場や案内所ができ、案内所の中には立派なパンフレットが置い
てある。登山者用の杖もあり、至れり尽くせり。
地図を持参したが、案内所のハイキングマップももらい、ゲートボールに興じる人たちのそばを歩
いて行く。昔あった分校はなくなり、明るい広場になっている。
しばらくは植林の中の巡視路を歩き、行者道に出る。すぐ近くの見覚えのある鉄塔からは西に鎌
倉山が見える。
「あれが鎌倉山です。あそこまで歩きますよ。」
nanaさんに説明し、近くの釈迦如来へ。 |
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釈迦如来 |
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アセビが満開 |
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釈迦如来は木々に囲まれていたが、切り払われ付近が明るくなっている。以前はなかったお賽
銭が供えられ、訪れる人が多くなったことを思わせる。
来た道を少し戻り、行者道を北へ歩く。見覚えのある道もあるが、整備されているのでちがうと
ころを歩いているような感じもする。登山道脇にはアセビの花が満開。このところ雪の山を歩いて
いたので、アセビの花が咲いていることさえ知らなかった。
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役行者像 |
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大天井から南を展望する |
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「この辺に石仏があったはずなんやけど・・。」と捜しながら歩いていると岩の陰に役行者像。「こ
れこれ。」
行者像から少し急な道を登ると大天井(460.5m)に着く。山頂の様子が様変わりし、以前の
面影は全くない。金属製の山名標柱が立ち、展望が抜群によくなっている。360度とまではいか
ないが、北には五台山が霞んでいる。天気がよければ、さぞいい眺めだろう。
山頂から一段下がったところには曲輪跡のようになっていて、城跡であったのかもしれない。
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役行者像 |
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大日如来 |
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nanaさんと話しながら歩いていると時間の経つのが速い。
二つ目の役行者像に出会う。まだ新しい椿が手向けられ、水の入った紙コップが供えられている。
少し歩くと大日如来がある。ここも切り開かれ展望がよくなっている。如来さまも景色を楽しんで
いることだろう。
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いい道 |
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東の覗きの下の |
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あまりアップダウンのない道をさらに歩いていくと、東の覗きに出る。覗きの手前にトラロープが張
られ覗きの下に降りられるようになっている。以前はどうやったかな?と思い出すと、全く展望がな
く、すぐ下の役行者像を見た記憶はある。
下の下りると、岩の狭いテラスに不動明王が南を向いている。それにしてもこんなところにあった
なんて・・・。 |
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東の覗き |
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東の覗き真下の役行者像 |
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南の展望がよくなり、強い風が吹き抜ける。nanaさんはお不動さんを見に行くと下りて行かれたが
そこまでたどりつけなかったようだ。
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折れて痛々しい杉 |
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孔雀明王 |
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風が強くなり、雲が速いスピードで駆け抜けていく。天気が急変するかもしれない。植林の中を
歩いていると誰かの声が・・・。強風で木が擦れている音があたかも悲鳴のように聞こえる。見上
げると幹が折れている杉。突風でも吹けばたちまち折れてしまうだろう。この木の悲鳴だったのか
も・・・。一昨年の台風の傷跡はまだまだ残っている。
柳峠に下り、登り返すと鉄塔が二つ。上の方の鉄塔からは笠形山から千ヶ峰への山々が望め
る。
鉄塔から少し急な道を登ると鎌倉山の北のピークに出る。ここには立派な孔雀明王。
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鎌倉山山頂 |
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法起菩薩 |
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孔雀明王のピークから鎌倉山へはすぐ。鎌倉山山頂は展望がよくなり、法起菩薩が以前と同じよう
に南を向いてたたずんでいる。雲が厚くなり今にも降りだしそう。河内城址まで行くつもりだったが、こ
こから鎌倉寺へ下りることにする。
そのまえに、菩薩さんの後ろで風をよけてお昼ご飯。食べようとすると、お昼休み中のIXWさんの声
が無線機から聞こえてくる。西の覗きの磨崖仏をぜひ見るようにとのこと。
食べ終えるのを待っていたように雨が落ち始める。nanaさんは傘、私は雨具をつけ、下山する。 |
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西の覗きの磨崖仏 |
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西の覗きは少し下ったところにあるが、風が強く覗きの上に立つのさえ危険な状態だ。nanaさんの
傘が風で折れてしまうほど。覗き込むと、岩をくりぬき磨崖仏が・・・。少し離れているので小さく見え
るが、大きなものである。何とか写真を写すが、帰って見るとかなりぶれている。風のせいにしてお
こう。(^^;
以前も少し下ったところから覗きの下へ回り込めるようになっていたが、その時にはこんな石仏は
見ることができなかったと記憶している。
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鎌倉寺 |
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鎌倉山登山口の供養塔 |
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鎌倉寺は覗きからすぐのところにある。ここで雨具の下をつける。雷さんの太鼓も聞こえる。早く
下りて正解やったね。
鎌倉寺からは植林の中の参道を登山口まで歩く。登山口にあった養鶏場は閉鎖され、道いっぱ
いにあった鶏糞もきれいになくなっている。nanaさんによると、鳥インフルエンザの影響とか。
登山口にも石仏。振り返るとせり出したように西覗きの大きな岩。雨もやみ、雷さんもどこかへ去
ったようだ。 |
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あぜ道にはスミレ |
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たんぼ道をブラブラ歩き、普光寺に帰ってくる。森庵さんに行くというnanaさんを案内して、森庵
さんへ。春の花を買ってnanaさんと別れる。
久しぶりの鎌倉山、お天気がよければもう少しゆっくりしたかったですね。
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