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達磨ヶ峰付近から段ヶ峰・フトウガ峰を望む |
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暖冬で雪が降らない。1月は暖かい日が続いたが2月になってようやく積雪があった。ここはや
はり雪の上を歩きたい、と段ヶ峰へ向かう。昨夏と同じコースを歩くことにする。
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和田山道路からの粟鹿峰 |
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冷え込んだ朝、まだ西の空には満月が残っている。豊岡和田山道路を走っていると、南に真っ
白な粟鹿峰のシルエットが浮かぶ。たくさん降ってるのかなぁ。
満月を追いかけるように西に走り、和田山インターから312号線を南へ走る。 |
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達磨の肩への急登 |
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登山口のある生野高原カントリークラブに向かう。道には少しだけ雪が積もっている。登山口に
着くと、車が1台停まり、足跡一人分が山へ向かっている。早々と登った人があるようだ。
その足跡を追って我々も登っていく。念のため、スノーシューを持っていくが、雪は少なくお荷物
になるかもしれない。
青空に白い雪が映え、何とも清々しい気分だ。達磨の肩までの急登をゆっくり登っていく。兎の
足跡が進行方向に続いている。
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左には、高星山、平石山 |
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高度を上げ振り返ると、千が峰や粟鹿峰が白い。左には高星山から平石山が長く延び、天狗
岩がつんと天を向いている。
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眼下に雪で白い生野カントリー |
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雪は少ない |
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眼下には白い帯のようなゴルフ場。達磨ヶ峰で小休止し、平坦な尾根を歩いていく。雪が
少ないので笹が出ている。例年なら雪の下なのだろうが・・・。
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白い世界 |
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最低地点への下り(前方にフトウガ峰) |
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達磨から下ると雑木の林。少し雪の量が多くなるがスノーシューを履くほどでもない。今日
は最後までこれくらいの雪かもね。
最低地点に下ると強い風が木に積もった雪をとばし、帽子もザックも真っ白になる。風が吹
くと寒い。父たぬきはストックを持たずに引きずって歩いている。手袋を2重にはいていても
手が冷たいので、手袋の中で握っているのだ。早く暖かいところへ出ようと早足で歩いてい
る。
風の弱いところでひと休みする。小腹が空いたのでおやつを食べていると木の股にサング
ラスが掛けてある。
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フトウガ峰へ |
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休憩して少し元気を取り戻し、急な尾根を登ってフトウガ峰の登りにかかる。登山道は南へ向
かうがそのまま登っていく。林道のために同じ幅で刈り込まれているので、そこを歩く。先行者
はここを歩いていないので雪の上に新しい足跡をつけていく。風が強い。帽子をとばされないよう
に気をつけながら登山道脇の大きな岩まで来る。そういえば最低鞍部へ下りながらフトウガ峰
を見ていると、先を歩いている人が左右に体を揺らしながら歩きにくそうに登っているのが見え
た。きっと強い風で歩きにくかったのだろう。
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風がきつく寒くなってきたので、登山道に合流したところで上着を着る。フトウガ峰も雪が少な
い。スノーシューはまだザックにくくりつけたままだ。(^^;
フトウガ峰の下りは少し雪が深く、「スノーシューの出番か!」と思ったのもつかの間、また同じ
くらいの積雪になった。
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山頂は近い |
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谷から登り返し稜線に出て平行な道を歩く。正面に段ヶ峰山頂が白い。雪が少ないので笹が頭
を出しひげの生え始めのよう。(^^)
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段ヶ峰山頂 |
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ケーナの音色が響く |
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歩き始めてから3時間ほどで三角点に着く。但馬の山々はまだ雲に覆われている。山頂
に移動し、ツエルトを張る。風が強くじっとしていると寒いがツエルトで風を遮ると暖かい。
早速お湯を沸かしてラーメンを、と思ってコンロに火をつけようとすると、コンロに雪が着き
火花が出ない。仕方なく水筒のお湯でラーメンを作るが、伸びきらないので中途半端なラー
メンになってしまった。そうこうしているうちに火がつくようになる。持参のお餅をスープで炊
き、2回目の昼食にする。
千町峠側からご夫婦連れが登ってこられる。千町峠よりもっとしたから歩いてこられたらし
い。立派なツエルトを張って風を除けておられる。一見したところで山慣れた方とお見受けし
た。
無線でMXFさんと交信していると、bhnさんからもコールがあったらしい。DQKはbhnさん
と交信しようとQSYしたが混信があり交信できなかったようだ。2mメインでは妨害をする人
があり迷惑なことだ。
我々と同じ方向からご夫婦連れ、続いてスキーを携帯した単独男性。それぞれ昼食を食
べておられる。
っと、隣のツエルトからケーナの音。山でケーナを吹く知人があるので、ちょっとお尋ねす
ると、知人と同じ山の会の方だった。さらに古法華、氷ノ山にご一緒したとうこさん、そして
まんちゃん・たかちゃんご夫妻をよくご存じの方たちで、しばらくお話をする。人はどこでどう
繋がっているかわからないものである。これもとうこさんたちとお知り合いになっていたから
こその出会いである。(^^) |
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雲が切れ、後山から氷ノ山・鉢伏山までが姿をあらわす |
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来たときは雲に隠れていた氷ノ山や鉢伏山が姿をあらわす。後山、三室山、藤無山等々、兵
庫西部のほとんどの山々がそろい踏み。双眼鏡で覗くと千種のスキー場も見える。すばらしい
展望に寒さを忘れるほどだ。 |
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東には歩いてきた峰々 |
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東には、歩いてきた達磨ヶ峰からフトウガ峰の山並み。そしてその向こうに千が峰からまたに
山、そしてアンテナを乗せた粟鹿峰がひときわ高い。
そろそろ下山、という頃、無線機から那岐山のOAPさんの声。あちらもいいお天気のようだ。
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フトウガ峰を見ながら来た道を戻る |
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フトウガ峰 |
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さて、そろそろ下山をしよう。先ほどのご夫婦(Sさん)にあいさつをし、来た道を戻る。フトウガ
峰が春のような陽ざしに照らされ明るく輝く。同じ方向へ下りられるご夫婦連れに先を譲り、のん
びり歩く。白い道に青い空。でも足下は朝より雪がとけている。
少し下ったところでお知り合いと出会って話し中の先ほどのご夫婦を追い越しフトウガ峰へ。
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フトウガ峰から下る |
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朝と同じ道を下り、最低地点へ一気に降りる。朝見つけたサングラスがそのまま木に掛けら
れている。
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達磨ヶ峰へ |
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日当たりのよいところは雪が消え、土が顔を出している。春のようなぽかぽか陽気に雪は
すぐとけてしまうだろう。達磨への稜線の白い道は林道予定地で刈り取られたところ。この
林道が用なしになることを祈ってやまない。この暖かい冬、イヌワシたちはどこでどう過ごし
ているのだろうか。
達磨ヶ峰山頂でひと休みし、達磨の肩から急な道を下りる。滑りやすいので要注意。登山
口に着くと、駐車場の雪は消えてしまっていた。今年のスノーハイクはこれでおしまいかな?
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