粟鹿峰 雪の林道を池がたわまで
兵庫 丹波市


 太平洋側を通った低気圧の影響で丹波以南にたくさんの雪が降った。三田の山へ登るつもりで
登山口まで行ったが雪が多い。籔山で雪が多いと歩きにくいので、引き返して青垣町稲土から粟
鹿峰へ向かう。

 車で浄丸神社までは入ったがその先は通行不能。浄丸さんのそばに車を置き、スノーシューで
歩いて行く。スノーシューを使うのは久しぶり。去年は段ガ峰で背負って登っただけで結局使わ
なかった。(*^_^*)

 おじさんがトランシーバを片手に歩いている。尋ねると鹿を追いだしているそうだ。猟師さんはこ
の奥の林道には入っていないようなのでひと安心。

 林道は深い雪に覆われ、歩きはじめは30cmほどだったが50cm、60cmと徐々に深くなる。

 1時間半ほどでようやくゲートに到着。ゲートはほとんど雪に埋まっている。雪が降ったり晴れた
りと忙しい天気に雨具を脱ぐひまはない。

 ゲート付近は1mほどの積雪。雪のないときとは雰囲気がずいぶん違う。重い雪に思うように進
めない。ゲートから山頂まで4400m。200mごとに標識があるが、その200mが長く感じる。先
頭を交代しながら歩いて行く。トレースがあるととても楽だが、先頭はほんまにしんどい。

 1100mほど歩いたところで、12時をかなり回っていたのでお昼にする。お湯を沸かしていると
時間がかかるので立ったままおにぎりとパンのお昼。熱いお茶を飲むと元気になる。

 少しずつ進んではいるが、積雪も多くなっていく。道路脇にある紅白のポールを見ると、1.5m
を越えているところも・・・。足はますます重くなる。
「池がたわまで行ってそこからひきかえそう。」
山頂まで行ってもガスって展望はないだろう。雪も強く降ってきたし・・・。

 池がたわは一面の雪。時計はちょうど1時。山頂まではまだ2kmほどある。1時間以上かかるだ
ろう。ここで引き返す。

 帰りはトレースがあるので往きよりは楽だが、雪がスノーシューの歯に付着して歩きにくい。

 ゲートまで下りてくるとあと3kmほど。ときどきスノーシューに付いた雪を落としながらゆっくり歩
く。

 採石場跡のそばを通ると、木の枝で遊ぶ小鳥。10羽ほどはいるだろうか。エナガのようだ。私
たちを気にも留めず、枝から枝へと渡っていく。かわいいしぐさに見とれていると連れだって山の
中へ入っていってしまった。

 3時前に浄丸神社に到着。到着と同時に雨が強く降り始める。
「早めに下りてきて正解やったね。」

 雪がもう少し締まった頃にリベンジしたいね。

渓流沿いは40cmほどの積雪 ゲートまでやってきました。
ここまで1時間半以上かかりました。
ゲート付近で1m近い積雪 雪が重く、「しんどいなあ」
積雪は1.5mほどに
法面にはつららが下がっています 雑木の谷も雪化粧
池がたわは雪に覆われています
シーンと静まり返り、木から雪の落ちる音だけが響きます
帰りはトレースがあるのでちょっと楽(^^) 車まで帰ってきました
この後、強い雨が降り始めました

行った日 08 2/10(日)
行った人 たぬき二人
山行タイム 浄丸神社10:05〜ゲー11:25ト〜池がたわ13:00〜ゲー13:55ト
〜浄丸神社14:45
2.5万図 大名草  

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