今日は氷上郡最後の日なので氷上郡の山に登ろうと考えたが、行き着く先はやはりここ。たぬ
き誕生の地にそびえる五台山だ。コースは、香良の独鈷の滝から美和峠、鷹取山、小野寺山を
経由して五台山。
駐車場で準備をしていると1台の車が到着。ご夫婦連れのようだ。軽く挨拶し出発。岩瀧寺のも
みじの紅葉はまだ先のようだ。 |
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水量の多い独鈷の滝 |
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美和峠へ |
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独鈷の滝からお不動さんへの石段を登り、ここから美和峠への案内に沿ってガレた急斜面を
登る。日露戦役記念碑と掘られた石碑が途中にある。何でこんなところに?
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大きな岩に白ペンキで書いてある |
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峠道は歩きやすい |
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少し登ると道は明瞭になり、大きな岩に白ペンキで「美和峠40分」とある。
谷を2回ほど横切ってゆるい傾斜のの道を行く。少し崩れかけたところはあるものの歩きやすい道。
前方が明るくなってきたら美和峠も近い。尾根に向かってまっすぐに登りきったところが見慣れた道標
が林立した美和峠。写真だけ撮って鷹取山をめざす。
歩き始めると、何か今までと感じが違う。よく見ると、木が伐られて道幅が広くなっている。今までで
も十分歩きやすいのにどうしてこんなに切られたのだろうか。ちょっと切りすぎちがうかな?
途中のベンチが置いてあるところは、市島町側が切り開かれ見通しがよくなっている。ありゃ、ここも
ちょっと切りすぎ。(T_T)
鷹取山南面の登りは北ほどではないが急である。ところが、ここには伐採した木を利用して階段がこ
しらえてある。これはびっくり。親不知からクロイシ山の尾根道と同じだ。6月にここを歩いたときは階段
はなかったので、それ以後のことだろう。
階段をえっちらおっちら登り、鷹取山に到着。倒れたベンチを起こして休憩する。小腹が空いたので
パンを半分食べ、小野寺山に向けて出発する。
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鷹取山北斜面にも木の階段が・・・ |
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鷹取山から小野寺山への道 |
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五台山から鷹取山は何度も歩いているが、逆に歩くのは今日が初めて。鷹取山の北斜面は五台
の径の中でも最も急なところ。下るのもなかなかだろうなと覚悟していると、先行する父たぬきが大
声をあげる。何事かと、あとを追うと、北斜面にも階段が設置してあるのだ。
「なんとまあ、これはすごい!」
傾斜が緩いところまでずっと階段は続いている。登りはしんどいだろうがこれまでのようにずるずる
滑ることはないだろう。労せずして鞍部まで下りることができた。 |
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小野寺山への急な登り |
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鷹取山はガスってきました |
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歩き慣れた尾根も歩く方向が違うとちがう山を歩いているようだ。市島町側の雑木の林も少し色
づき始めている。
岩の急登を登り切ると、ほどなく小野寺山山頂。市島側が広く伐採されているので父たぬきは
びっくりしている。ガスが下がってきて鷹取山もガスに覆われてきた。展望はガスってあまりない。
五台山に到着すると、3人連れが下山しようとされている。福知山から来られたそうだ。ベンチでは
駐車場で出会ったご夫婦が食事の最中。神戸から来られたようだが、せっかく来られたのにガス
で展望がなく残念。
我々も早速お昼にする。父たぬきは少し離れたところに無線のアンテナを伸ばしている。生野の
山の島田さんをコールすると、OAPさんの声がクリアに入感する。千ヶ峰におられるようだ。ガスっ
ていなければ山頂が見えるはず。あちらもガスの中らしい。
おにぎりを食べていると島田さんの声が無線機から聞こえる。生野・神崎町界の峠とのこと。し
かし800mはあるとのことで、五台山よりずいぶん標高が高い。
今日は氷上郡最後の日なのでもう少し無線をしたかったが、じっとしていると寒いので下山する
ことにする。
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狸穴の名水 |
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荒れた藤の目渓谷入り口 |
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鞍部に市島町前山(さきやま)への案内がある。狸穴経由のみちで、何年か前のオフ以来行って
いないのでちょっと寄ってみる。こちらの谷は香良側に比べて傾斜が緩い。少し下に降りると台風
で木が倒れている。その下に見覚えのある石碑が立っている。周りの土石が流されても石碑だけ
は残っているので不思議な感じさえする。狸穴の名水は?と捜せば以前と同じようにきれいな水が
コンコンとわき出ている。一口すくって飲んでみたが味は以前と変わりないように思えた。
鞍部に戻り香良側へ下る。尾根や山腹の道は変わりないが谷に下りると土砂や流木で登山道が
崩れたり橋がなくなったりしている。
岩瀧寺へ寄ると、先日葺き替え中だった茅葺き屋根もきれいになっていた。 |
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