岡山県真庭郡勝山町 1030m
FDコンテストにいっちょかみ 星山

 朝、5時過ぎに家を出発。携帯伝言板を見るとIXW島田さんはすでに出発とのこと。一路、中国道滝野社インターへ。島田さんは加西SAで待っていると伝言板にある。無線で呼びかければ繋がるだろうなと思っていると、島田さんからコールがある。以心伝心というところか。
 2台で米子道久世インター、国道181,313を通って「美しい森」へ向かう。有名な神庭の滝の近くである。美しい森ビジターセンターを過ぎ、西口から登り始める。島田さんによると、林道は舗装され格段によくなっているそうだ。
登山口

 8時25分登り始める。島田さんの背中にはザックとアンテナ。ザックも大きくふくらんでいる。「いろいろ入ってるねん。」
 アンテナは軽いというものの、ザックとあわせるとかなり重いだろう。登山口にキツリフネが2輪。
アンテナを担いだIXWさん オオムラサキの死がい
 少し登ったところの道の真ん中に紫色の蝶の死がい。「オオムラサキ!」手にとってデジカメで写す。
フシグロセンソウ シュロソウ
 登山道脇には以外に花が多い。キンミズヒキ、カワラナデシコ、ミズヒキ、フシグロセンノウ(はじめて見ました)、シュロソウ、ヤマジノホトトギス、ツリガネニンジン、ヤイトバナ等々。
 30分ほどで天狗山との鞍部にでる。星山への尾根道を歩き始めてほどなく、雨が落ち始めた。「えー、天気予報晴れやって言うてたのにー。」雨は音を立てて降っている。でも、この雨は止みそうという予感がする。
八合目付近 雨に濡れるヤマジノホトトギス
 登山口からおよそ1時間で頂上。我々の少し前に登っていった単独の男性が休んでいる。姫路ナンバーの車だったが、津山から来られたらしい。
 雨は止んだが、ガスにおおわれ展望はない。期待していた大山もこのぶんでは見えないだろう。島田さんは早速アンテナの組み立てである。ザックの中からケーブルなどを出している。手早く、430用15エレスタックアンテナ、50Mhz用V型ダイポールアンテナが組み立てられていく。アンテナを立てるスタンドは、島田製でなかなか考えてある。すぐれものだ。
ガスの中にうかぶ 人間アンテナ?
 それからザックの中からは、折り畳み式小型テーブル、いす、小型クーラーボックスまで出てくるではないか。まるでドラえもんのポケット。(@_@)

 無線機をONすると、フィールドデーコンテスト参加局が盛んにCQを出している。何局かにサービスするが、4エリア(中国地方)5エリア(四国地方)ばかりで関西からはあまり入ってこない。50Mhzでは北海道が入感していた。島田さんはあまりやる気なさそう。 ガスが北から湧き上がっては南へ消えていく。南はときどき展望が開けるが北の方は全く見えない。すぐとなりの櫃ヶ山(ひつがせん)もガスに覆われている。
櫃ヶ山 蒜山方面
 
何とかと何とかは高いところが好き  やっとガスがあがりはじめる
 
 お昼を過ぎた頃から雲が高くなり、展望が開きはじめた。櫃ヶ山もきれいに見えている。西には広島県境の山であろうか。北には蒜山3山がすそ野を見せ始めた。南から東はすっきりとよく見える。しかし、肝心の大山は姿を隠したままだ。
 ところで、星山から櫃ヶ山へは非常に歩きやすそうな縦走路が整備されている。以前島田さんが来られたときは、一面笹に覆われていたそうだ。櫃ヶ山まで180分とのこと。これはぜひ秋にでも歩いてみたいコースである。
朝はガスっていた8合目付近 快適な下山路
 下山は同じコースをとる。朝あんなにガスっていた八合目もすっかり晴れわたり、青空が広がっていた。
行った日 01.8.5
行った人 島田さん たぬき二人