今回で4回目の真夏の伊吹山登山。いろいろな行事と重なり、参加者は少ないが、4名が上野
登山口から登る。今年のお宿は奧伊吹。登山口に遠いので、民宿のご主人が車で送ってくださる。
午前5時半、予定通り出発する。1合目までは植林の道。暗い。しかし、ピカピカと何やら光ってい
る。要所要所に工事現場の点滅ライトが設置してある。それが登山道に沿ってずーっと設置してあり
夜間登山の人々への配慮かと推察する。
1合目で小休憩した後、2合目までスキー場の急な坂を歩く。どこかで雷の音が・・・。2年前とは
登山道が少し変更になっているところがある。昨年は、台風の影響で急遽中止になり、2年ぶりの
伊吹山だ。
3合目付近から花が目立ち始めてきた。しかし、季節の歩みが早いのか、花があまりない。ユウス
ゲも花の時期をすぎている。
3合目から4合目は、ツリガネニンジン、オオバギボウシなど、薄紫の花。
5合目で一休みして、つづらおれの登山道をゆっくり歩く。天気はもう少しいいかなと思ったが、期
待したほどでない。すぐにガスが視界を遮ってしまう。
毎年同じ所にキツリフネがある。キバナカワラマツバ、オタカラコウ、メタカラコウ、キリンソウの黄
色。
9合目には、ルリトラノオ、クガイソウの紫、そして今が盛りのピンクのシモツケソウ。色の競演に
疲れが吹き飛ぶ。
初めて登ったというSさん、Kさんも元気に登頂。
山頂で毎年恒例、かき氷を食べるも、風とガスで寒くなり震えていると、少し日射しが出てきた。
北側の展望は全くだめだが、南の方は雲が切れ、広い濃尾平が光っている。遊歩道をゆっくり散策。
サラシナショウマはこれからのようだ。
バスで上がってきたメンバーと合流し、山頂を後にする。
山は駆け足で秋に向かっているようだった。
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