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昨夜来から降った雪が、家の周りは20cmほど積もっている。まだしんしんと降り続いているので
雪のない南の方へ向かう。
西脇を過ぎると雪の量はぐんと減り、加古川に入るとうっすらと積もっている程度。それも太陽に
照らされるとすぐに融けていく。兵庫でも北と南ではずいぶんちがうものだ。
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かもさんたちが集まってきました |
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カメラ目線のジョウビタキ |
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加古川を渡り、平荘湖近くにあるウエルネスパークに車を置く。準備をしているとやまあそさん登場。
この「大雪」で今日のMTBでの山遊びは中止だという。
「これくらいならどうってことないのに・・・。」
寒いのは苦手だそうで、やまあそさんの見送りをうけて出発する。
平荘湖畔の山は2年前に歩いている。今日はその続きを歩く予定である。平荘湖畔にでると、袋い
っぱいのパン屑を持った人がカモたちにえさをまいている。グワッグワッとあちこちから寄ってくる。か
なり離れたところからも遅れじと全速力でやってくるグループもある。
古墳の横を歩いていると、メジロが木の間を飛び回っている。大きなイチョウに飛びついたのはジョ
ウビタキのメスか。と、目の前に飛び降りたのは大きなツグミ。人慣れしているのか、近寄っても逃げ
る気配がない。それどころかカメラ目線。
「ここは野鳥の楽園やね。」
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岩尾根を登る |
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前回下山したところから登り始める。高圧鉄塔の巡視路でもあるのだが、急な岩の斜面はなか
なかスリルがある。別の登山口から家族連れがリモコンの車を動かしながら登ってくる。
「こんなたいそな格好で登っているのは我々くらいやなあ。」
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相の山 |
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飯盛山(216m) |
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登るほどに展望が広がり、眼下には平荘湖。加古川の流れや遠く播磨灘も望める。丹波は
まだ雪が降っているだろうね。春のような陽ざしの中を相の山に到着する。
相の山からいったん下って登り返すと、南東からの道と合流する。ここから北へ歩き、鉄塔と
Ca200ピークを越え、ひと登りで飯盛山である。
山頂には反射板があるので麓から同定の目印になる。ここでお昼にする。山頂は寒いかもし
れないと案じていたが、予想に反して風もなく暖かい。お昼ごはんを食べながら無線で三木の
MXFさん、屋島のLWZさんとお話し、下山にかかる。
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霞む明石海峡大橋 |
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途中の岩場からは明石海峡大橋がうっすらと望める。前に来たときはもっとクリアに見えたが、
今日は六甲も雪雲に覆われている。
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展望抜群! |
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Ca200ピークから西の尾根を歩く。ここも岩の多い尾根で展望も抜群である。北には志方城山。
北の方の山はまだ雪雲に隠され、姿を現さない。しかし、播磨灘や高御位山を眺めながら歩くの
はとても気持ちがいい。 |
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洞貝山へ向かう |
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洞貝山 |
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正面に洞貝山、眼下に自然の家の施設を眺めながら下っていく。この山域はどこを歩いていても
景色がいい。
下ったところは畑谷池から自然の家に至る谷の道である。自然の家へは立ち入り禁止の看板が
立っている。青少年の活動中に不審者が侵入しないようにするためのものだろうか。
ここから整備された道を洞貝山へ登っていく。あたりは松の木などが伐採され、明るく広やかにな
っている。
洞貝山山頂(132m)には東屋があり展望を期待したが、木々にさえぎられて期待したほどでも
ない。
少し北に歩くと、自然の家へ登山道は下りている。自然の家には入れないので、さらに尾根を北
へ歩くことにする。と、無線機からIXWさんの声。IXWさんは、もう少し先から西へ下ったようだが、
藪こぎ必至のルートだという。
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洞貝山から北尾根を歩く |
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尾根の先端に下山 |
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尾根の道は明瞭で赤いテープも残っている。どんどん歩いて行くとCa60mの鞍部に下りる。
このあたりに西へ下る道はないかなと探したが、畑谷池への道はあるものの反対側は藪ばか
り。それにしてもそのあたりのゴミはどうだろう。
西へ下りる道が見つからなかったので最後のCa70ピークへ登り返す。Ca70から北へ歩き
60m付近から西に下りていくと、人家の裏手に出てくる。敷地内を通らせていただいて、道路
に出る。
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馬ノ頭池越しに飯盛山(左ピーク)を望む |
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県道43号線を南へ歩いて次の神吉山をめざす。先ほど歩いてきた洞貝山を東に見ながら大池
のそばを歩く。風が強く山の上より寒い。
馬ノ頭池と新池を左右に見ながら歩く道はさらに寒さがこたえる。馬ノ頭池の東には飯盛山の
なだらかな山容。池には鴨たちが寒そうに丸くなっている。
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神吉山 |
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神吉山から行者山へ |
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しばらく歩き、43号線と別れて東へおれる。やまあそさんに案内してもらった道がわからず、畑仕
事中の男性に神吉山への道を尋ねると、すぐ上にある墓地からも行けると親切に教えてくださる。
墓地を抜け、コンクリートの細い道を登っていくと山道となり、尾根に出て西へ行ったところが日露
戦争の戦没者を慰霊する塔のある神吉山に出る。山頂付近は広場になっていて、ここで詩吟を唸
る人もあるとか。西には播磨灘が光っている。
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行者山 |
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鎖をつたって黒岩山へ |
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神吉山から東へ歩いて行者山へ。行者山には三体の石仏があり中央には役行者像が祀ってあ
る。このあたりには古墳が点在し、ここにもあったそうだが石仏を作るときに一部が壊されたとある。
平荘湖畔にはいったいどのくらいの古墳があるのだろうか。
行者山からいったん下って小さなピークを越え、黒岩山の登りにかかる。岩の急登で、鎖が付け
られている。上りきったところに鉄塔があり、黒岩山は鉄塔からすぐである。 |
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黒岩山(132.5m) |
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黒岩山から下る |
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黒岩山(132.5m)には四等三角点(点名 天下原)があり、展望もすこぶるいい。黒岩山から
南の尾根を歩く。目の前に平荘湖を望みながら気持ちのよいくだりである。
車道に出てウエルネスパークに戻る。朝あった雪はすべて消え去り、たぬき車の下に丹波から
持ってきた雪がわずかに消え残っていた。春近い平荘湖を眺めながら帰路につく。 |
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