岩谷観音から岩谷山 |
兵庫丹波 篠山市 |
毎年、9月の最終日曜日は、篠山市で全国車いすマラソン大会が行われる。今年も所属する無 線クラブの方々と一緒にお手伝いをする。午前中で業務を終わり、午後、近くの山へ行ってみるこ とに・・。 |
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時間がないので早く登れるところがよい。盃ヶ嶽の麓の春日神社まで行くが、松茸山で止め山と なっている。それでは、と藤岡奥まで車を走らせ、東窟寺から岩谷観音を経由して岩谷山(五台山) に登ることに・・・。 |
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東窟寺の駐車場に車を置かせていただき、観音堂まで600mの案内板に従って登っていく。右 手には、春日神社の案内。奥を見ると小さなお社が見える。観音堂への道は左に大きくカーブし ている。そのあたりには、ツリフネソウ、ジャコウソウ、アキチョウジ、センブリ、ミゾソバが咲いてい る。写したいところだが、今日は不覚にもデジカメを忘れ、コンビニで求めたレンズ付きカメラがある だけ。写してみたが、あとでプリントしたものを見ると全く使い物にならない。(T_T) |
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丸太の階段の古い参道を歩いて上がる。苔むした参道の脇には、阿弥陀堂跡、鐘楼跡、ししおど しのある閼伽水、睨み岩などがあり、歴史を感じさせる。あと100mの案内板まで来ると、眼前に 要塞のような石垣が見えてきた。まるでお城のそれのようだ。 40数段の石段を登りきると岩谷観音。本尊の観音像は「つごもり観音」といわれ、今も月末には 参拝者が多いという。我々が行った日は日曜日であったが、天候のためか、訪れる人もなくひっそ りしている。塀越しに篠山の町並みがひろがっている。その向こうには三国岳、大野山、弥十郎ヶ 嶽がくっきりと見える。 擬木の道標には、三岳へ5時間、矢代へ2時間とある。 観音堂の後ろに洞穴があり、大蛇を教化法道仙人の石像があるという。岩場に垂らされた鎖をつ たって父たぬきが登り、穴の中を覗いてみる。 岩谷山への登山道の標識がお堂の裏を指しているので、洞穴の下を通って左方向に行ってみる と木にテープが施され岩谷山への道があるようだ。 |
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テープを頼りに暗い湿った急登を登る。少しばかりの切り開きがあるが、登山道とはいえない。少 し登ったところで、父たぬきが「まむし!」 涼しいので動きが鈍い。木ぎれで追い払うとゆるゆると 林の中へ消えていった。 |
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もう少しで尾根というとき、パラパラという音。葉っぱから落ちてくるしずくかなと思ったが雨だ。今 日は朝から雲がかかり、時々時雨れていたが、また降ってきた。 雨具は着けず、ザックカバーだけをかけて再び歩き出す。ほんの数分で尾根に出る。 尾根道を右に歩き、岩谷山の三角点を捜す。ピークといえないような登山道の真ん中にちょこんと 三等三角点(589m)が座っている。鋸山から栗柄峠に歩いたとき、岩谷山の平坦な山並みが見え たことを思い出した。 ここにも立派な擬木の道標があり、三岳4時間20分、矢代1時間50分、藤岡ダム3時間50分と 書いてある。いつか歩いてみたいものだ。 尾根から急な下りを引き返し、観音堂で鐘をつかせてもらい、来た道を東窟寺に戻る。 9月の末とは思えないような冷たい風に吹かれながら東窟寺をあとにした。 (画像は、プリントしたものをデジカメで写したものです。画質が悪いですが、お許しください。) |
行った日 | 03 9/28(日) |
行った人 | たぬき二人 |
山行タイム | 東窟寺13:15〜観音堂13:35ー13:45〜岩谷山14:05ー14:10〜 観音堂14:25〜東窟寺14:45 |
2.5万図 | 宮田 |