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このところ最低気温が氷点下の日が続いている。扁妙の滝もそろそろ凍っているかもしれない。
ひとりで加美区から高坂トンネルを抜け、グリーンエコー笠形へ向かう。昨夜来の雪はそれほどで
もなく、うっすらと積もっている程度である。それでも峠などは凍結しているところがあり、慎重に運
転する。
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ここから歩きます |
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オウネン滝 |
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グリーンエコー笠形は2年ぶり。2年前は総合案内所よりも上は凍結して上がれず、案内所の前の
駐車場から歩いたが、今日はキャンプ場まで車で上がることができた。
駐車場には2.3台の車が停まっている。私と同時に到着した男性はカメラを携えて早々に出発。
そのあとに来た女性二人連れも軽装で同じ方向へ歩いて行く。
準備に手間取りだいぶん遅れてようやく出発したものの、歩きはじめてすぐにアイゼン装着。コンク
リートが凍結し、つるつると滑りやすい。
子安地蔵の前の鉄の橋も凍結しているのでゆっくりと渡る。オウネン滝は2年前と同じように流れて
いる。
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下部が凍結している |
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岩の多い道を登っていくと扁妙の滝である。カメラマンが数人、三脚を据えて凍結した滝を撮っている。
私も、じゃまならないように横の方からパチリ。なかなか壮観な眺めである。
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急な階段を見上げる |
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春のような陽ざしの中を |
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扁妙の滝から笠形山をめざす。まず急な鉄の階段を登る。一段一段注意深く登る。登り終わって
下を見るとかなりの高度感。
階段の上からは左へ進むのだが、右にテープが見えるのでこちらを登ってみる。急登を登り切る
と大きな岩のそばに出て登山道に合流する。
出てきたところは三合目のすぐそばで、ここからは登山道を歩く。昨日の足跡はあるものの今日
はまだ誰も歩いていない。日当たりのいいところでは昨夜積もった雪がキラキラと輝いてダイヤモ
ンドのよう。
「きれいねえ。」
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雪が深くなってきました |
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前日のトレースをたどる |
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谷になると途端に雪の量が増える。5合目で一休みし、雪の多い谷から急な支尾根に取りつく。
前に来たときはここでサングラスを落として後戻りしたっけ。植林の中は日が当らずしーんと静まり
かえっている。
尾根から外れ、なだらかな道を歩いて行く。雪はさらに深くなり、50cmほど積もっているところも
ある。ただ、トレースがあるので、靴が雪に埋もれることもなく快適に歩ける。アセビの森を過ぎる
と尾根は近い。 |
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稜線に出ました |
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山頂から南を眺める |
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尾根に出ると標識が半ば埋まっている。笠の丸の方からの足跡も昨日のもので、今日はまだ誰も
歩いていないようだ。
山頂には予想通り一番乗り。南の方は晴れているが、北は雪雲に覆われている。段ヶ峰周辺まで
は雲がかからず、フトウガ峰から段ヶ峰が白い。西には尖った明神山がひときわ目立つ。 |
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白い段ヶ峰(中央左) 右奥は白岩山 |
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北から東の展望 |
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しばらくすると千ヶ峰の方面の雲が切れ、山頂がちょっとだけ顔を出す。南には播磨灘が少しかすんで
見える。北と南では天気がこんなに違うのか、と思っていると北から雪がやってきた。おにぎりとスープ
で軽い昼食をとり、下山にかかる。
頂上直下の急登で5人グループに出会い、そのあと何組かとすれ違う。
「お一人ですか?」「はい。」
女の単独登山はそんなに珍しいかなぁ。
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五合目付近で出会ったお二人を見送る |
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五合目で一休みし、4合目を過ぎた所でアイゼンをはずす。ちょっと滑りそうなところもあったが、アイゼ
ンをつけなくても何とか下っていける。
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滝見台から |
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3合目を過ぎ、滝見台へ行ってみる。ご夫婦連れが写真を撮っておられる。私もにわかカメラマンに
なってカメラを滝へ向ける。上の方は水が流れているが、中ほどから下が凍結した滝はなかなか見ご
たえがある。
滝見台から登山道に戻り、グリーンエコー笠形に下りる。風は冷たいものの、朝積もっていた雪は消
え、春が近いことを思わせる午後だった。 |
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行った日 |
08 2/16(土) |
行った人 |
たぬき一人 |
山行タイム |
グリーンエコー笠形8:30〜扁妙の滝8:55〜五合目9:45ー9:50〜
山頂10:45−11:30〜滝見台12:55〜グリーンエコー笠形13:20 |
2.5万図 |
粟賀町 山行地図 |
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