ハクサンシャクナゲ満開の北横岳 |
長野県 |
坪庭から望む縞枯れの山 |
今年も恒例の幸風会トレッキングに参加させていただく。会員でもないのに、6度目の参加である。行き先は、 北横岳。一般に、北八ヶ岳といわれている山域である。 丹波を午前7時に出発。今年は参加が多く、大型と小型のバス2台で、一路信州へと向かった。 1日目は、諏訪大社へお参りし、蓼科グリーンバレーのホテルに入る。ホテルの前には、たくさんの赤いバイ クが勢揃いし、特設ステージも設置され、何やらイベントが行われている。同じメーカーのバイクばかり。参加の 若者に尋ねると、イタリアのメーカーのものらしい。 標高1250mにあるホテルのコテージで宿泊。雨の音を聞きながら就寝する。明日の天気が心配(-_-) |
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朝起きるとあたり一面霧。山の上はどうだろう?だが、次第に晴れてきて、昨日よりも天候は良さそうだ。 日本ピラタス蓼科ロープウェイの乗り場まではバスで20分ほど。その日の第2便にのり、標高2240mまで 一気に上がっていく。上がるにつれ、縞枯れの山々が大きくなってきた。 記念撮影をし、一方通行の坪庭を見ながら、分岐で北横岳登山道に入る。坪庭は溶岩でできており、ここで 育つ植物も限られているのか、種類は少ない。が、ハクサンシャクナゲが見頃で、可憐な花を咲かせていた。 |
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北八は、シラビソの縞枯れ現象が見られ、坪庭から北横岳方面を見上げると、立ち枯れの木々が縞模様を作 っている。 坪庭の平坦な道から、北横岳への少し急な道をつづら折れに上っていく。次第に、坪庭の全景が見渡せるよう になり、坪庭を歩いている人が確認できる。 |
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50人以上の団体とすれ違い、しばらく待機する。ロープウェイで登れる山はどこも人が多い。上がる方も長蛇 の列でゆっくりしたペースだ。 急な登りを登り切り、平坦な道をしばらく歩くと、北横岳ヒュッテ。 ヒュッテから北横岳への急登をのぼり、飛び出したところは、北横岳南峰。山頂はたくさんの人で賑わってい る。聞けば、淡路島のグループ60人。山頂は、丹波と淡路の兵庫県勢で賑わっている。坪庭は晴れていたが、 山頂はガスで全く展望がない。晴れていればすばらしい展望なのだが・・・。 早速、無線機で白馬移動のteihai各局、唐松岳移動の研さんをコールする。何度かコールしていると、白馬 のJG3QLVヒロさんから応答がある。あちらはいいお天気らしい。白馬オフに参加のteihaiメンバーもみなさん 元気に歩いておられるらしい。ヒロさんと話していると、JN4RUU研さんからコールがある。初めてのQSO(交 )に声もうわずってくる。研さんもお元気そうだった。 無線をしている間に、ほかの人たちは、北峰に行かれたようだ。すぐそこなので行ってみる。ここが北横岳2 480m。さすがに、じっとしていると寒い。 時計を見るとあまり時間もない。ガスが晴れるのはいつのことやら・・・。心を頂上に残しながら、ヒュッテまで 下りる。ちょうど、メンバーの何人かの方々がお弁当の最中。我々もここでお昼にする。 ヒュッテを覗くと、薪ストーブに火を入れておられた。この寒さでは、夏でもストーブが要るのは当然かな。 |
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来た道を歩いていると、朝はなかった札が花や木に付いている。自然観察員の方が付けてくださったものだろう。 つづら折れの道の脇には「ヒカリゴケ」の札が・・。小さな穴を覗いてみると、緑色に光っている!それからは、穴 を見つけるたびに中を覗いてみる。「ひかってる!」 自然界は、不思議がいっぱいだ。 登山道から坪庭の散策路に入り、坪庭の残りのルートを歩く。コメツツジ、コケモモ、クロマメノキなど、小さな花 々が懸命に咲いている。 ロープウェイ乗り場まで来ると、集合時刻30分前。急いで列に並び、ロープウェイに乗り込む。下を見ると、歩い て登っている人が見える。遠くに目をやると、八ヶ岳はまだ雲の中。右に目をやると、車山がのんびりと横たわっ ている。 |
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着替えをすませ、バスは霧ヶ峰に向かう。白樺湖のそばを走り、車山山麓に近づくと、ニッコウキスゲの大群落。 車窓からは、ヤナギランの群落も見える。車山肩でバスを降り、付近を散策。ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、マ ツムシソウ、イブキトラノオなど、伊吹山によく似た植生だ。 出発時刻になり、後ろ髪を引かれる思いでバスに乗り込む。八ヶ岳はまだ雲の中。とうとう最後まで、その姿を 見せることはなかった。 梅雨明けはまだだったが、天候に恵まれ、楽しい二日間だった。幸風会のみなさん、ありがとうございました。 |
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行った日 | 03.7/26.27 |
行った人 | たぬき二人、幸風会トレッキング参加のみなさん |
コース | 日本ピラタス横岳ロープウェイ〜坪庭〜北横岳〜 坪庭〜ロープウェイ |