多紀アルプス 小金ヶ嶽
兵庫 篠山市 


 午後半日で登れる山?近くの山やね。というわけで、久しぶりに篠山市の小金ヶ嶽に行ってみる。
火打岩(ひうちわん)から本郷へ抜ける道の峠頂上は「大たわ(山へん定)」で、標高は512m。三嶽
小金ヶ嶽への近道として、たくさんの登山者がここから登っていく。

 小金ヶ嶽は725mなので、標高差は200m余り。それほど時間はかからないだろう。
大たわ登山口のお地蔵様 岩の小金ヶ嶽
 三嶽へ登るという大阪からのご夫婦連れにあいさつをし、お地蔵様の前から植林の中の道を歩い
ていく。
 道が植林の谷から尾根に上がるところに、「小金岳頂上 750m 50分」の標識がある。
「750mで50分もかかるんかな?」 
この前登ったのはいつやったかな?ずいぶん前だったので、どんな道だったのかすっかり忘れてい
る。

 尾根道は階段から岩に変わる。いよいよ岩の尾根。見上げると、登山者が見え隠れしている。
そうそう、ここでMXFさんたちとお弁当食べたね。貴公子さんがこの岩に座って・・。などと数年前の
オフを思い出す。
 北の覗きに上がると、北側が切れ落ち、高度感抜群。鎖やトラロープを頼りに石を落とさないよう
慎重に登る。  
鎖場 山頂からの三嶽は大きい

 岩場はそれほど長くなく、ほどなく山頂に出る。真ん中に丸い方位盤が座っている。周りの木が
視界を遮っているので、方位盤の上に上がって見渡してみる。西には三角形の三嶽が大きい。遠
望はきかず、なんとか千ヶ峰が確認できるくらいだ。ぐるーっと360度回ってみる。北には鹿倉山。
三岳山、大江山の見慣れた山容。
 休んでいると、3組5人の登山者。お互いに山の話しをする。無線をしていると、無線の免許を持
っているが、あまり出ていないという人が・・・。ぜひ声を出してくださいとHPのPRも兼ねて名刺を
渡す。
山頂から南の展望 篠山盆地と北摂の山々が一望できる

 登山者は下りて行かれ、山頂は我々だけになる。車で京都から舞鶴に移動するアマチュア局と
交信し終えて下山にかかる。ピストンはおもしろくないので、南へ下りて鞍部から西に歩いて県道
に出ることにする。
 こちらのコースもかなりの急傾斜。ストックはザックにしまい、両手で周りの木をつかみながらずる
ずると下りていく。前にも一人でここを下りたが、こんなんやったかな?少し傾斜がゆるんだ頃、ザッ
クの中を点検すると双眼鏡がない!木の枝にザックが引っかかったときに落としたのかもしれない。
自分の歩いたところをもう一度登り返す。この辺かな?と思ったところで、木の枝にぶら下がった双
眼鏡を発見(^o^) やれやれ。
 鞍部は、福泉寺跡と大たわへの分岐でここを西にとる。二つある道の広い方を歩く。植林の中をつ
づらおれに下り、谷に下りるとクサギの藪。

草藪の道を下りる 県道沿いの小金ヶ嶽登山口
 道なりに歩いていくと、小金ヶ岳と書かれた標識の立つ県道カーブに出る。溝にはたくさんのゴミ(>_<)
路面には無数のタイヤの跡がある。夜はバイクが走り回ってるんやろな。
 大たわまで舗装路を歩き車に戻る。たくさんあった車はなく、我が家の車だけ。そこに1台やって来て
単独男性が三嶽へ登って行かれた。もう5時に近い。こんな時刻から登って大丈夫かな?
 風の音が峠を抜けていく。兵庫50山の三嶽よりも小金ヶ嶽の方が登るにはおもしろい。次は峠山か
らの縦走かな?


地図はこちらをご覧ください。


行った日 04 8/28(土)
行った人 たぬき二人
2.5万図 宮田 村雲