春のような暖かさ またに山・千が峰 |
兵庫県多可郡 |
千が峰登山道より マタニ山 |
寒中だというのに、暖かい日が続いている。久しぶりに千が峰に行ってみよう。市原林道の雪の状態がどうかわからないが 行けるところまでいって、途中から歩いてもいい。林道の陰にはアイスバーン状の雪が残っているが、4WDスタッドレスタイ ヤなので、終点まで難なく行くことができた。林道延長の工事は、休止中なのか工事をしている気配はない。だいぶん上まで 延びているものの、その先はまだのようだ。新しい登山口は、林道のすぐそば、二本杉のお地蔵さんからになっている。これ まで登山道の途中で暗い林の中にあったのに、目の前が明るくなってお地蔵さんも驚いていることだろう。 |
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新しい登山口のおかげで?、市原峠まではすぐだ。暖かく穏やかな天候なので、またに山に寄ってみることにする。市原峠 を南へたどれば千が峰、北へ行くとまたに山だ。道標には50分とある。またに山は遠くから眺めても千が峰よりもなだらかな 稜線である。予想通り、登山道はゆるやかで、しかもよく整備されているのでとても歩きやすい。北向きの尾根には10〜20 cmの雪が積もっているが、よく踏まれていて歩きやすい。雑木の尾根道は明るく暖かくてとても気持ちがよい。 |
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市原峠から35分でまたに山山頂(928m)に到着。30cmほどの積雪か。頂上付近の木は切り払われ、千が峰がよく見え る。北には、三国岳。残念ながら霞んでいるので遠望はないが、コンディションがよければさぞよく見えるだろう。雪はあるもの の春のような暖かさで、冷たさを感じない。おにぎりを1個ずつ食べ、来た道を引き返して千が峰をめざす。 |
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市原峠からの道は、830mのピークまではほとんど雪がない。ピークを越えて下り、登り返す頃から雪が多くなる。しかし、 アイゼンをつけるほどでもなく、いつものペースで歩くことができた。下りてくる人が雪に足をとられてキャーキャー言っている。 急な下りをシリセード下りてくる人も。父たぬきは汗びっしょりで、半袖のTシャツ1枚になっている。 |
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市原峠から35分で千が峰頂上。石碑のそばには愛好会の人々が憩っておられる。Mさんもおられたので、再会を喜びあ う。1週間前には50cmほども積もっていたそうだが、このところの暖かさですっかりとけてしまったようだ。話していると、石 碑のそばに座っておられた男性が私に話しかけてこられる。はじめは何の話かわからなかったが、なんと、その方は12月 に白山で水さんのジャージを拾ってくださった方だった。何という奇遇。声で私だとわかったようだ。そんな話をしていると、三 谷の方からNさんがやってこられた。昨年、蛇山でご一緒して以来だ。 |
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雪の上にシートをひろげ、餅入り鍋焼きうどんを食べる。千が峰の頂上は風がよく通るので寒いのだが、今日は全く寒さを 感じない。無線をワッチしていると、黒田庄妙見山からCQが出ている。山岳移動をよくされている局だ。妙見山には、MLメ ンバーのもぐさん、貴公子さんのお二人がそろそろ行かれるはずだ。 1時間ほどしたころ、3,40人の団体登山者が到着。訊くと、姫路のスポーツ店の月例登山会とのこと。その人たちと入れ 替わるように下山する。 途中で林道を見ると、またに山の南の805mの手前の支尾根の真下まできている。そのうち、あの雑木の林を削り取るの だろうか。またにへ歩いているとき、シジュウカラやジョウビタキが我々の前を飛び交っていたが、あの林はたくさんの動物の 生活の場となっていることだろう。それがなくなると・・。 雪の上を滑るように下りると、思いの外はやく下山できた。 帰りに、黒田庄へまわり、妙見山から下りてこられたもぐもぐさん貴公子さんと合流し、門柳温泉に入る。西を向いた窓から は、今まさに没しようとする太陽が柔らかな光をなげかけていた。 |
行った日 | 02 1.13 |
行った人 | たぬき2人 |
山行タイム | 市原登山口9:25〜市原峠9:40〜またに山10:15ー10:35 〜市原峠11:05〜千が峰11:40ー12:50〜登山口13:35 |
2.5万図 | 丹波和田 |