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二日前に降った雪がまだ山々にうっすら残っている。展望もよさそうなので、午後から三尾山
へ出かけてみる。中山登山口から鏡峠へ周回するつもりで地図を用意する。
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新しい標識 |
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木の階段 |
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鹿柵の扉の前に車を置き、林道を歩いていく。真新しい標識が木々に付けられている。丹波
自然友の会によって昨秋付けられたもので、シュロのひもでくくられている。前のは針金だった
ので樹木にはこの方がやさしいね。
林道の終点から山道になる。木の橋には往復した足跡。滑らないように渡り、岩の多い道を
登っていく。
道が沢から離れ急な登りになると、以前はなかった丸太の階段ができている。うっすらと雪の
積もった林間はひっそりと静まり返り、時折ヒヨドリの声だけが響く。
谷から離れ、山腹の道を登っていくと木の間から三嶽が姿を現す。雪化粧した三嶽は800m
に満たない山とは思えないほど堂々とした姿だ。北面は樹氷ができているようす。
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やれやれ地蔵さん |
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稜線に出るとまず東峰(前三尾)へ。その前に、久しぶりにやれやれ地蔵さんに会っておこう。地蔵
と名付けられているが、これは弘法大師像。穏やかなお顔だ。お大師さん、寒くないのかな。 |
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北から東の展望 |
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三嶽をズームで |
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東峰に登ると大展望!大きな声で「すごい!」の連発。東から北、そして西へと雪の山々が連な
る。東に北面に樹氷をまとった三嶽がどっしりと大きい。鹿倉山の向こうに真っ白な長老ヶ岳。京
都北山の山々も望める。 |
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これぞ雪椿(^^) |
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ヒカゲツツジ |
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すばらしい眺めに満足し、東峰をあとにして本峰へ向かう。登るほどに雪が多くなり、直下では
ヒカゲツツジに雪が積もり冬芽も震えている。だが、この寒さを耐えてこそ春に美しい花を咲か
せるのである。
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山頂から北から北西を眺める |
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山頂に出ると周りの木が伐採され、展望がよくなっている。北に妙高山、遠くに白く輝く大江山
連山。 |
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西の展望 |
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西には向山連山から譲葉山が屏風のように横たわり、そのはるか遠くに千ヶ峰やまたに山、笠
形山。 |
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夏栗と黒頭峰の間には松尾山・白髪岳 |
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南には夏栗山と黒頭峰の間に白髪岳。そのむこうは六甲だろうか。黒頭峰も山頂に近いところは
樹氷ができている。景色を眺めていると寒さも忘れてしまうほど。
「そろそろ下山しよか・・・。」
ひとりごちて、山頂をあとにする。 |
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山頂直下 |
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うさぎさんの足跡? |
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小さな足跡が雪の上に残る。これはたぬきかな?この足跡のそろったのはうさぎさん?雪の上を
ぴょんぴょん飛び跳ねるうさぎの姿を想像しながら来た道を下りる。
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真っ赤なサンキライの実 |
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高速の向こうに妙高山 |
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この季節の山に彩りを添えるのはサンキライ(サルトリイバラ)の赤い実。つやつやとしたいい色。
登山口に戻ると高速道路の高架越しに妙高山。山の上から見るのとはまた違った姿だ。冬の夕
暮れは早い。暮れなずむ丹波の山々を眺めながら家路を急ぐ。予定のコースは歩けなかったが、
大展望の半日だった。 |
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行った日 |
08 1/19(土) |
行った人 |
たぬき一人 |
山行タイム |
中山登山口13:30〜東峰(前三尾)14:15−14:25〜
三尾山14:45〜15:00〜登山口15:55 |
2.5万図 |
宮田 山行地図 |
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