4月7日に父たぬきがヒカゲツツジの開花のようすを見に行き、ヒカゲツツジ情報を掲載しましたが、満開一歩手前でした。その週末、ヒカゲツツジを見に行くことにしました。teihaiのnakaiさん、北山さんとそのお友だちのIさん、Oさん、OAPさん夫妻、TQFさん夫妻もご一緒いただくこととなりました。
水分れ公園駐車場に集合し、観音堂から登っていきます。もぐさんは、午後ご用があるというので、8時過ぎに出発して行かれました。すでに1時間以上経っているので、ヒカゲツツジに逢われていることでしょう。
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観音堂の桜も散り始めている。猪柵を開け、二の山への急斜面を直登する。コバノミツバツツジの多いところだが、花は終わりかけている。ツバキもほとんど落花している。
二の山山頂のミツバツツジの花もいつもより少ないように思う。二の山からほんの少しの間、平坦な尾根道。二の山までが急登だったので、ほっと一息というところだ。 |
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二の山から岩座展望所への尾根 |
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深坂北峯西斜面から四の山の北斜面を望む |
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岩座展望台に上がってみるが、霞んで展望はあまりよくない。鋭峰の猿藪、なだらかな三角形の高
山の特徴的な山容が目立つ。
三の山から下ると、ヒカゲツツジが現れる。今年も薄い卵色の花を咲かせている。この辺りはちょうど
見頃。亜炭展望は寄らず、四の山をめざす。トラバース道から尾根に出ると、今年もたくさんの花が迎
えてくれる。しかし、なんか明るいような・・・。見ると、登山道の木が伐られている。今までの道でも十
分なのに、歩きやすいようにとの配慮とは思うが・・・。
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ヒカゲツツジのトンネルを抜ける |
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ミヤマシキミの花も・・ |
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松の台展望所に上がると、尖った親不知がくっきりとうかぶ。そうそう、貴公子さんが歩いておられる
はずと電話をかけてみる。タイミングよく、山頂で憩っておられるところだ。少し早いが昼食をとって後半
に備えられるとのこと。こちらはにぎやかだがあちらは静かな山頂のようだ。
松の台から少し下って深坂北峰へ登り返す。振り返ると四の山の北斜面はヒカゲツツジの色でお化
粧しツツジ展望所からは西から南の展望がよい。今日歩いてきた稜線が見渡せる。霞んで遠望はきか
ないが何とか千ヶ峰は確認できる。
ここからヒカゲツツジのトンネルとなり、花の中をくぐっていく。JMMさんが駐車場で待っておられるの
で、向山三角点で、OAPさん、是兼さん夫妻は引き返していかれた。下山されたむきをJMMさんに無
線で伝える。
五の山でお昼にする。春日町側の切り開きから黒井城趾がちょこんと顔を出している。
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蛙子峰あたりは蕾がたくさん |
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蛙子展望所から南を望む |
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五の山からいったん下り、蛙子峰への岩尾根を登る。ここも手の届くところにヒカゲツツジが・・・。こ
の辺りは、例年、開花が遅いので今回も蕾が多い。今にもはじけそうなヒカゲツツジもなかなかいいも
のだ。
蛙子展望所に登ると、小富士山の後ろに高谷山が霞んでいる。珪石山のタムシバはもう盛りを過ぎ
花も少ない。しかし、山笑う頃となり、芽吹きの淡い色が斜面を彩り、ヒカゲツツジの卵色とのコントラ
ストが美しい。
蛙子峰を過ぎると、柏原譲葉山への分岐。しばらくは植林の道を歩く。珪石山と清水山への分岐を
清水山方面へ進み、珪石の採掘跡を歩く。今日のコース最後の登り、清水山への急登を登りきると
清水山山頂。反射板があるので展望が限られるのが残念。ここの北斜面にヒカゲツツジが咲いてい
る。 |
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領家の頭の手前の展望所から向山連山を望む |
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清水山から西の尾根を下る。道標が整備され、いるか岩など、大きな岩に名前が付けられている。
急な下りもあるが、こちらにもヒカゲツツジが咲き、疲れをあまり感じない。
柏原町南多田への分岐を過ぎ、少しだけ登り返すと北側の展望が開ける。今日歩いてきた向山連
山が一望の下。目をしたにやれば、ヒカゲツツジ。ただ、木が伐採され日当たりがよすぎて、ヒカゲツ
ツジが弱らないか心配だ。
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清水山からの下り |
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コバノミツバツツジに見入るnakaiさん |
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しばらくヒカゲツツジを右に見ながらおりていく。こちらのコースもかなりの激下りだが、淡い卵色が
とぎれるとピンクに替わり、疲れを感じさせない。
他の方々がいそべ神社岩座に登っている間にOAPさんと無線で連絡をとる。ずいぶんご機嫌のよ
うだ。(^o^)
登山道はしばらく尾根を下り、左に曲がって水平な道を歩き、谷に沿って鳳翔寺へ下りていく。猪
柵の扉を開けて出ると鳳翔寺。駐車場まで戻ると、OAPさんたちは高谷川の堤でお花見の宴会中。
駐車場は観光バスや乗用車で満車状態。
今年もちょうど見頃のヒカゲツツジに出会うことができた。今は、向山が一年でいちばん賑わう季
節。しばらくするとまた静かな向山に戻るだろう。
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