香良城趾 西岩山 |
兵庫 丹波 |
香良口から |
西岩山ってどこ?って思われるだろうが、氷上町香良の岩瀧寺の近く、香良病院の裏にある岩山 である。五台山と鷹取山を左右に控えてどっしりと座っているように見える。五台山に登られた方な ら低い岩の山を見られたことがあるかもしれない。 岩瀧寺の向かいに毘沙門天があり、その前に「香良城趾、西岩山」という標識が立っている。毘沙 門天の周辺は古蹟極楽坊跡という看板も立ち、石垣を積んだ少し広いところもある。 標識に、谷間を200mとあるので石垣に沿って登っていくが、すぐに不明瞭となり、ガラガラの谷を 登っていく。 |
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毘沙門天から30分ほどで、歩きやすいそま道に出る。ほんの少しで堀切のような小さな鞍部に出 る。地形図を見ると西岩山は東西にピークが並んでいる。その鞍部は二つのピークの間だと思い右 に歩く。しかし、東のピークはすぐそこにあるはずなのに、どんどん高度を上げて登っていく。 「あらら、これはもう一つ東の谷を登ってたね。このまま登っていったら小峠まで行ってしまう。」 間違いに気づき、登った尾根を下り、先ほどの鞍部から東のピーク(Ca340m)に登ってみる。山頂 は少し広いが城跡かどうか。丹波志によると、一の丸、二の丸、三の丸というところがあるという。西 の山には陣小屋の跡があるという。また小屋の尾という四方が見えず隠し谷というところもあると書 いてある。 |
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木々に遮られて展望のない東のピークから西の山に行ってみる。ここの方が狭い。南に進むと少 し開けていて、東のピークの岩壁がすごい迫力で迫ってくる。その向こうに鷹取山。 「なんともいえない、ええ景色やねえ。」 香良の村は木の間から少しだけ見える。 |
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下山は鞍部から西にしっかりした道が下りているのでそれを使うことにする。道は植林の中をつづ らおれに下っている。そのうち谷沿いを歩き、広い林道にでる。林道入り口の猪柵を開けて出ると、 熊出没注意の張り紙がわずかに残った看板が立っていた。見上げると、早春の陽の中で岩の山が ひときわ白く見えた。 |
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行った日 | 04 2/11(水) |
行った人 | たぬき二人 |
山行タイム | 毘沙門天入り口13:30〜鞍部14:00〜15分のロスタイム〜 山頂14:30〜西の岩山14:40−14:45〜猪柵15:10 |
2.5万図 | 黒井 |