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お正月の2日3日はアマチュア無線の新年QSOパーティー。去年は車で大野山、一昨年は
三角点山だった。今年は西光寺山から参加することにし、西脇市中畑町へ向かう。最近は
篠山側から登ることが多く、西脇側からはほんとうに久しぶり。登山口への入口がわからず
中畑の林間ファミリー園のあたりをうろうろし、ようやく国道沿いに御宝塔登山口の標石を見
つける。
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左コース登山口に車を置き、急な階段を登っていく。風もなく、前日に比べずいぶん暖かく
感じる。今日は無線の道具などがあるのでゆっくり登っていくのだが、それでも汗がでてくる。
二日前の五台山では手が冷たくて無口だった父たぬきも今日は饒舌。(^^)
ウラジロの多い登山道を一歩一歩登っていく。町石が御宝塔への道しるべ。現在の道しる
べは近畿自然歩道の標柱で山頂へ案内している。展望所があったり、ベンチが置いてあっ
たり、ゆっくり休みながら登れるようになっている。
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30分ほどでこぐり岩に着く。付近には岩が点在し、厳かな雰囲気をかもしだしている。以前
よりも整備されているように見える。
こぐり岩からは溝状の急な道になる。道がなだらかになるとウバメガシについて説明した
看板があり、付近は兵庫県では最北端のウバメガシの林だという。
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篠山・西脇市界尾根に出ると山頂はすぐそこである。前回来た時にはなかったトラロープが
直下に垂れ下っている。
飛び出た山頂に人影はなく、祠の前に元旦登山の名残か、焚火の跡があるだけ。ちょっと
霞んでいるが大展望が広がる。
さて、無線の準備をしよう。東屋にツェルトで風除けをし、ベンチの片面を借りて早速CQを出
す。千ヶ峰頂上直下のBHNさん、川西の常置場所からLNWさん、屋島のLWZさん、菊水山
のGTRさんらおなじみの局長さんとも新年のご挨拶をかわす。
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無線をしている間に、西脇側からワンちゃん連れのご家族。(無線中でご挨拶もせず失礼し
ました) 3人とワンちゃんが下山後しばらくすると年配の男性二人と女性の3人連れがにぎや
かに登ってこられる。
「あっ!T子さん!」
以前、同じ職場にいたT子さんだ。テントを担ぎ、単独であちこちの山を歩く元気なT子さん。旅
行先の北海道からメールをもらったばかり。、お父さんとお父さんのお友だちをサポートしなが
ら登ってきたようだ。メールや手紙では交流しているものの久しぶりの邂逅に二人とも大喜び。
無線を中断し、なべやきうどんのお昼ごはん。T子さんからあんパンとみかんを差し入れてもら
う。ありがとう(^^)/
おうどんを食べていると無線機からOOSさんの声。早速応答する。OOSさん(かねちゃん)
は南に見える丹生山。うまくつながってよかった。(^^)
かねちゃんと話している間にT子さん一行は下山。またどこかの山で出会えるといいなあ。
篠山側からワンちゃん連れの女性二人がにこやかに登ってこられる。今日はワンちゃんがよ
く登ってくるなあ。
規定の20局と交信できたのでそろそろ撤収しようかと片づけをしながらワッチしていると、千
ヶ峰下山中のbhnさんと三木のEGJさんの声。しばらくお話しして下山する。 |
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下りる前にもう一度景色を眺める。午前中は霞んでいた播磨灘が午後の太陽に照らされ輝
いている。冬とは思えない穏やかな景色である。 |
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下山は登ってきたコースではなく、キリヅメ行者山経由で下りることにする。真夏の暑い日
にやまあそさんと一緒に登ったコースを逆にたどるのである。
市界尾根を北へ歩くと、篠山市側から広い道が上がってきている。昨年の8月にこの道から
市界尾根に出てきた。重機で造成された道なので広いが石が出てガラガラで歩きにくい。こ
こからの尾根はこの広い道が続く。
少し展望の開けたところからは進行方向に多紀アルプスや白髪岳が大きく見える。方向を
変えると高山・猿藪が近い。 |
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北の方には白い山々が顔を覗かせている。よく見ると手前は五台山。ひときわ白く輝くのは
伏見山か。三岳山もたくさん雪が積もっているのかな。
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P618からしばらく歩くとキリツメ行者山への分岐である。以前よりもよく歩かれているの
か踏み跡がはっかりとしている。そま道を進むと、行者像のあるキリツメ行者山に到着。山
というものの尾根の突端というところか。
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上の方には石の祠に行者像が祀られ、その下には不動明王。行者像は静寂の中で以前と同
じようにじっと前を見つめている。
下山の道は水車屋さんの方へ導いている。前はここを登ってきたのだが、古い参道がま
っすぐに下りているのでそれを使うことにする。 |
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最初はとてもいい道だったが下りるにしたがいウラジロが道を覆い、手で払いながら歩か
ねばならない。この道を行者山のい参道として使っていたのはずっと前のこと、今は詣でる
人はいないようだ。
下りていくと鉄塔の巡視路に合流。やまあそさんと机坂から下りた道である。結局その時と
同じところへ出てきてしまった。 |
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国道を車まで歩いて戻らなくてはならないが、道沿いに楽しいものがあるので、飽きるこ
とはない。水車屋さんの前の大きな大きなたぬきさん。しだれ桧、しめ飾りが施された五輪
塔、秋の名残の鈴なりの柿、見上げると午前中に歩いたこぐり岩・・・。
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道沿いには牛岩という大きな岩もある。宍粟森林王国にある鯨岩に似た感じの大きな岩
である。
双葉小学校を過ぎ、中畑林間ファミリー園へ。そして林道を登山口まで戻る。単独男性が
下りてこられたが、出会わなかったので我々が山頂を去ってから来られたようだ。
太陽は西の空に傾き、はや夕空になり始めていた。
お相手いただいた局長さん、ありがとうございました。 |
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