雪の千が峰(三谷コース)

ガスに覆われた山頂

 3連休の初日、天気も良さそうだ。久しぶりに千が峰へ行ってみよう。雪が心配だが、まあ何とかなるだろう。三谷
登山口の駐車場に着くと、どこかで見たような車が。もしかして・・・・、やはりそうだった、teihaiMLメンバーのかもち
ゃんだ。みーとさんは・・・、と目でさがすが、見あたらない。車を降りて久しぶりの再会を喜びあう。みーとさんは仕事
らしい。残念、みーとさんにもお会いしたかったのに。身支度を終え、足の速いかもちゃんより一足先に出発する。
雄滝 修行するならこの滝で

 登山道の脇に雪が残っている。ところどころ凍てついているところもある。雪解け水を集め、雌滝、雄滝ともに水量
が豊富だ。修行するのにちょうどよい滝もある。しかし、今日は暖かいとはいえ、寒中である。ちょっと寒いだろうな
あ。
 渓谷を離れ、植林の中の急登にとりつく。雪がアイスバーン状になり、滑りやすい状態になっている。女性二人連
れが、わいわい言いながら登っている。「アイゼンもストックもないので、もうこの辺りでリタイヤしようか。」などと言い
あっている。「よく滑りますね。気をつけて。」と言って追い抜いていく。岩座神からの合流地点まで、なるべく滑らな
いようなところを選んで歩く。♪いきはよいよい 帰りはこわい♪にならないかなあ。ちょっと下りが心配である。アイ
ゼンは車の中に置いてきている。まあ何とかなるだろう。いつもお気楽たぬきだ。ここから頂上直下の急登までは傾
斜も緩く、歩きやすい道だ。しかし、凍っているところがあるので要注意。それにしてもかもちゃん遅いなあ、かもちゃ
んは足が速いのでもう追いついてもいい頃なんだけど。
最後の急登を前に 松の木に花が

 直下の急登は、やはり滑りやすい。慎重に一足ずつ登っていく。やっとのことでとびだした山頂はガスに覆われ、
全く展望がない。すでに十人余りの人が山頂で憩っている。 木々には、きれいな霧氷ができている。
 お昼ごはんを食べていると、無線機から聞き慣れたコールサインが聞こえてくる。teihaiメンバー、QLVさん、隠れ
里さんとつながる。山に登ると誰かとつながるので楽しい。特に、千が峰は無線をするには好条件にあるので、い
ろいろなところとつながる。
 かもちゃんは、30分ほどしてから到着。鍋焼きうどんを作っている。カセットコンロのガスが詰め替え式なのでいい
ですよ、と紹介してもらう。
氷ノ花 やっとガスがはれて(飯盛山方面)
 ほんのひととき、雲の切れ間から陽が差してくる。ぽかぽかと暖かい。しかし、すぐにガスの中。ベンチで座ってい
るとだんだん体が冷えてくる。徐々にガスが切れ、まわりの山々も姿をあらわしはじめた。もう少し山頂で憩っていた
いが手足が冷たくなってきた。しばらくは千が峰に来られないので、もう少し山頂にいるというかもちゃんと別れ、同じ
道を下山する。先を歩いているご夫婦連れがゆっくりゆっくり降りて行かれる。私たちも一足一足滑らないように慎重
に足を出す。
 登山口まで戻ると、寒中とは言えないような暖かさ。山頂にも暖かい光が届いているだろうか。かもちゃんの車に
置き手紙をして、帰路についた。

行った日 03.1.11(土)
行った人 たぬき二人
山行タイム 三谷登山口10:20〜山頂11:25ー12:55
〜登山口14:05