初登りは 金山へ |
兵庫 篠山市・氷上郡 |
穏やかな年明け。今年一年今日の天気のような年であればいいが・・。 午後から篠山市と氷上郡界の金山へ向かう。新年に金の山に登ってお金持ちになろうというのではないが、 なんとなく縁起がよさそうだ。金山は、篠山市・氷上郡境の鐘が坂峠に近い540mのピークである。 国道176号線を南に走り、鐘が坂峠を越えてすぐの追入神社近くに車を置く。家々の軒下には年末の雪が 消えずに残り、空気がひんやりとしている。大乗寺からのコースもあるが、金山へは追入からがいちばん近い。 灯籠のある石段を登山道の案内に沿って登ると「赤坂山観音堂」がある。小さな鐘楼があり、鐘をつかせて いただく。 |
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観音堂からよく踏まれた登山道を歩く。それに沿って‘NHKケーブル埋設’の杭が立っている。 20分で大乗寺コースと合流する。すぐそばにNHKの共同アンテナが立ち、南方面への切り開きがある。下 に176号線、その南に霞む篠山盆地。母子の三国ヶ岳は確認できるもの、弥十郎も北摂の山々もほとんど見 えない。 |
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平坦な尾根道をのんびり歩く。気温が高いので汗がにじむ。 尾根をつづらおれに登りきったところにたくさんの瓦が散らばっている。園林寺の跡である。風呂釜が転がり 台所の跡らしきところも見える。石段を上がったところは本堂だったのか、崩れた木が朽ちかけている。弘浪 山山頂にあった高山寺も昭和30年代に移転しているが、同じ頃までここにお寺があったのだろうか。 |
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園林寺跡から少し行くと広い馬場跡に出る。明智の軍勢はここで馬を走らせたのだろうか。山頂まで150m のところで鬼の架け橋、金山山頂、トンネルの分岐があった。真ん中の金山への道を少し登ると、すすきがき れいに刈り払われた金山山頂に出る。金山は明智光秀が丹波攻めのために築城したといわれている。 小広い山頂に立つと、北に黒井城趾、南東に八上城、西に高見城山など丹波の山城が見渡せる。鐘が坂を 挟んで譲葉山がどっしりと大きい。霞んでいるので親不知が何とか確認できるくらいだ。 前回登った時は大乗寺からで雪がたくさんあった。雪で道を見失いながら譲葉山へと歩いたが、その時歩い た尾根が譲葉山へと続いている。 |
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山頂をぐるっと一回りし、鬼の架け橋に行ってみる。鐘が坂峠の柏原側に「鬼の架け橋展望所」があり、車か らでも山上の奇岩が確認できる。 訪れる人が多いのか、ゴミが落ちている。岩に座って一休み。架け橋の間から覗いてみる。 |
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無線のCQに応答し、金山城趾の巻き道で分岐に戻る。途中に「柏原へ」の案内板がある。柏原のどの辺に 出るのだろうか。分岐からトンネル方面に歩いてみたかったが、次回のお楽しみにとっておこう。 来た道を観音堂にもどり、今年の安泰をお祈りする。 |
行った日 | 04 1/1 |
行った人 | たぬき二人 |
山行タイム | 追入登山口13:00〜頂上・鬼の架け橋13:40ー14:00 〜登山口14:30 |
2.5万図 | 柏原 |