GW恒例、だめちゃんの帰省オフ、やまごさんが青葉山を案内するという。島田さんと我々は早め
に行き、先に登り始めることに・・・。
松尾寺(まつのおでら 西国29番札所)の境内を抜ける。縁日のようにまんじゅうや焼き栗のお店
が出ているが、これは日常の風景なのだろう。
本堂の前には八重桜が満開、朝早い時間でも次から次へと参詣の人がやってくる。本堂の右手か
ら登山道が始まっている。ノートに記帳し歩き始める。石垣かと思って通り過ごそうとすると、島田さん
が、「あんなものが・・。」と指さす。たくさんの石仏(板碑)が集めてある。この辺りのものが寄せ集め
られているのかな?
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松尾寺への階段 |
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登山口で板碑を見る |
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しばらく広い竹藪の中の道を歩く。木の階段を登り、登山道から離れて細い踏み跡をたどると植林
の平坦な所に出る。段になっているので寺跡かもしれないな、と話す。再び登山道に戻り、鳥居をく
ぐるといよいよ青葉山への急登が始まる。 |
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広い道 |
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鳥居を過ぎると青葉山が高い |
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よく歩かれた道は次第に急登となり、つづらおれだが、崩れかけているところもある。花を捜しな
がら歩くも、花の終わったイカリソウの葉はたくさんあるものの花はあまり残っていない。それでも
少しかげったところには待ってましたよというように可憐な花が顔を覗かせる。 |
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イカリソウ |
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鉄はしごとロープの岩場 |
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島田さんの携帯になべちゃんから電話がかかってくる。松尾寺まで来られていて後を追いかけて
こられるようだ。
ゆっくりゆっくり花を捜しながら登っていく。急なところや岩場にはロープや鉄はしごが設置してあ
る。
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西峰から北の内浦湾を望む |
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最後の鉄はしごを登り切ると山頂は近い。山頂手前、舞鶴側に神社があり、そこから北西に細い
踏み跡がある。これがやまごさんが言ってた日本海コースかも?
西峰山頂に出ると、数組のグループが憩っている。お社裏の岩に登ってみる。でも、高所恐怖症
のたぬきはこわごわ。前回も登ったがどうして登ったんだろう?
岩に登ると眼下に内浦湾が青い。しかし、もやっていて遠望は全くきかない。コンディションがよけ
れば白山も見えるのだが・・・。
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西峰 |
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フデリンドウ |
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お社の前でなべちゃんやもっさんが来られるのを待つ。風があるので汗もひいて涼しい。登山道か
ら次々に人がやってくる。そのたびに「なべちゃん?」と思うが、そうではないらしい。どれほど経った
だろうか、めがねをかけたもっさん登場。初対面のご挨拶をして話していると、なべちゃん到着。
情報を交換しながらやまごさん一行を待ったが、まだまだ到着のようでないので、東峰に行ってみ
ることにする。 |
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東峰から西峰を望む |
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東峰 |
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西峰東峰間は岩場もあるやせ尾根。前回は東から西に歩いたが、岩場を乗り越えるのに怖かった
という記憶がある。
岩場にさしかかったとき、「あれー」という誰かの声。後ろを振り向くと舞鶴の実家に帰省中のえびち
ゃんだ。ほんとうに久しぶりだったが、はにかんだ笑顔は以前のまま。
岩場も「怖い怖い」と言いながらクリヤー。
登山道脇には、“花の山”の名の通り、フデリンドウやイカリソウがたくさん咲いている。お目当ての
ヤマシャクヤクもまだ蕾のものもあり、我々の目を楽しませてくれた。
東峰に行くと、お昼ご飯を食べる人々が輪を作っている。
東端の展望岩でお昼を食べ、再び西峰に戻る。何人もの人にすれ違う。あとでわかったことだが、
やまごさんと一緒だったGORYUさんもどこかで出会ったかもしれないとのこと。それまでは無線で連
絡をとっていたのに、肝心の時には出会えず残念。
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西峰へ戻る |
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シャガ咲く林道を歩く |
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西峰に戻ると、やまごさんたちが昼食を終えたばかり。なつかしいだめちゃん、たらちゃんとお友だ
ち、そして矢田山オフ以来の呉春さん。笑顔で迎えてくださる。もう少し山頂で憩うというやまごさん
一行とえびちゃんに別れを告げ、我々は今寺コースを下りる。植林の急な下りはあまりおもしろみが
ないが、ホウチャクソウ、イカリソウが多く、少ないがギンリョウソウも顔を出している。
植林から少しなだらかな尾根を歩くと、林道に出る。1台のトラックが停めてあり、わらび取りの男性
がおられたので松尾寺への道を尋ねる。お礼を言って別れようとすると、トラックのアンテナが目にと
まる。引き返して尋ね、名刺を交換する。車内のリグ(無線機)はかなり立派なもの。HFなどかなりア
クティブにやっておられる方のようである。
長い林道を下りると今寺の熊野神社に出る。そこを松尾寺の方へ歩く。少し歩くと道ばたにやまごさ
んとGORYUさんの車がとめてあったので、フロントガラスにメモを残しておく。
途中には次の札所の竹生島への石碑もある。徒歩で巡礼していたことを思うと今はほんとうに便利
になったものだ。
なんやかやと話しながら松尾寺に戻る。朝よりも人は多く、ひっきりなしに参詣者が来られる。そりゃ
連休だものね。
えびちゃんの車に書き置きを残し、なべちゃんとお別れして我々の山行も終わる。花は端境期だった
ようだが、すてきな花と巡り会うことができた。 |
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