黒井城趾から円光寺へ
兵庫 丹波


 ちょうど一年前、市島町戸坂から黒井城趾に登ったが、午後から時間ができたので一年ぶりに登っ
てみる。
 コースは、黒井〜頂上〜多田の円光寺。下山地の円光寺に車を置かせていただき、黒井へ向かう。
黒井小学校裏のお稲荷さんの前の駐車場に停める。車数台が停められるくらいの広さだが、すでに2
台とまっている。 
 快晴の空、4月とは思えない暑さと陽ざしの中を谷に入っていく。
 しばらく谷沿いに歩き、西の尾根に出る。緑の葉がいっぱい落ちた木に気をとられていると父たぬき
が「あっ!」と右前方を指さす。何かが動いている。よく肥えたリスが木から木へ渡っている。
「まあ、かわいいねえ。」
デジカメで撮ろうとしたが、動きが速く残念ながら写せなかった。
 尾根から離れ、つづらおれの道を登っていくと、石踏の段(通称 赤門)に着く。5人連れが景色を見
ながら憩っておられる。
 無線で笠形山のOAPさん、MXFさんをコールすると今下山を始められたばかり。笠形は見えないが
千ヶ峰の輪郭が何とか確認できる。OAPさんたちとしばらく交信し、頂上をめざす。ここからは200m
ほどの登り。
頂上からの展望
南は向山連山
西の展望
北方面を望む
 頂上は桜も終わり、先ほどの5人連れと麦わら帽子をかぶった男性一人。父たぬきが近寄って
いく。頭上にはツエップアンテナが張ってある。無線の移動運用をしておられるようだ。あいさつす
ると、「一度お会いしましたねえ。」と男性。名刺を交換し、氷ノ山かき氷オフの時に目の前交信を
した方とわかる。こんなところでお会いするとはほんとうに奇遇である。
 
 
アンテナを張って(JA3CSBさん) 多田への道
東出丸 ツツジのトンネルを抜けて
 しばらく展望を楽しみ、下山にかかる。山頂直下に多田方面への案内板があるのでそれに従っ
て下りる。岩混じりの急斜面を下りきると平坦になり、東出丸跡に道は続いている。ここからコバノ
ミツバツツジの中の気持ちのいい尾根道を進む。地形図では、山頂から南東へ延びる破線の道だ。
Ca230mから北東の尾根を多田円光寺に下りる。植林のなかのよく踏まれた道である。お正月に
は多田側から元旦登山もあるようだが、戦国の世からこの道はよく使われていたのではないかと思
う。
 車の音が聞こえ始めると円光寺はすぐ。裏手のお稲荷さんに出た。桜の古木は葉桜となり、初夏
の装いをし始めていた。
多田の円光寺

地図はこちらです。(^_^)/

行った日 04 4/17(土)
行った人 たぬき二人
山行タイム 黒井〜山頂 約30分  山頂〜多田約20分
2.5万図 黒井