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三嶽・西ヶ嶽 鋸山 (丹波市春日町より) |
どっしりした山容の三嶽は同定しやすく、丹波の山に登るといちばんに目につく。
毎朝、通勤途上、太陽の昇る方向に三角形の三嶽・西ヶ嶽を見ながら車を運転しているが四季
折々、表情を変える。
teihaiMLのオフでこの2山を縦走しましょうとみずさんが呼びかけられたので参加させていただく。
JR篠山口駅で集合し、登山口の篠山市の旧西紀町栗柄へ向かう。
登山口近くの空き地に車を停め、リーダーのみずさんから説明を聞く。他のメンバーは下山後、
渓谷の森でボタン鍋宴会の予定である。
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参加者勢揃い |
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雪の登山口 |
すぐ近くの民家の横が登山口である。登山口の標識は少し奥に入ったところに立ててある。
谷の入り口に梅の花が咲いている。雪を被って寒そう。でも、陽がさすと雪は融けるのでしばらく
の辛抱だよ。
茶の木も多いが、手入れがされずに放置されている。作り手がいなくなり野生化しつつある。高
齢化の村はどこも同じような光景が見られる。
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梅の花も寒そう |
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植林の谷を歩く |
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しばらく植林の谷を歩く。谷の南側斜面の木は昨秋の台風でほとんど倒れている。まきたさん
が「台風はひどかったんですね。」と驚いておられる。総勢16名の賑やかな集団。谷に笑い声が
響いている。
途中で小休止。呉春さんからてづくりのおはぎをいただく。ちょうど小腹が空いていたので二口
でいただく。(^^;) ごちそうさまでした。
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雑木の谷を登る |
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三岳 矢代への道標 |
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植林から雑木の谷になり、枝に雪が付いていい雰囲気。つづら折れに登っていくと尾根に出る。
矢印は、左三岳、右矢代へ向いている。矢代方面へ行くとユニトピア篠山へ下る。途中には岩谷
山もあるのだが、ユニトピア篠山から三嶽へ縦走したいと思いつつ、まだ叶っていない。
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樹氷をくぐって |
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春を待つヒカゲツツジ |
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ここからはあまり高低差のない尾根を歩く。雪のトンネルをくぐり、ときどき落ちてくる雪に悲鳴を上
げながら・・・。
木々の間から麓の村が見える。しかし、山々は雲がかかって展望は望めそうにない。わずかに栗
柄の谷を隔てて堂の峰が見えるくらいだ。
私の後ろにはnakaiさん、幸さん、まきたさんが静かに歩いておられる。nakaiさんが
「ヒカゲツツジがあるよ。」と教えてくれる。
「ほんまにヒカゲツツジ。」
丹波は珪石の山が多くヒカゲツツジがあちこちで見られるのだが、ここにもあった。春を待つ芽が早
春の雪に震えている。
「暖かい春はもうすぐやからね。」
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西ヶ嶽山頂 |
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急な下り |
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雪でお化粧した木々に見とれながら雪の尾根を歩く。途中で藤岡への分岐を確認。ここを南へ
下ると藤岡ダムへ至る。
登山口から1時間半で西ヶ嶽山頂に到着。おなかも空いてきたのでここで昼食タイム。わいわ
いと賑やかな昼餉だ。
お腹もいっぱいになり、三嶽に向け出発。傾斜の急な道を下る。雪が積もって滑りやすい。Nさ
んが慎重に下りるのを上と下から写真を撮る。本人は真剣なのにね。
下ると大きな岩があり、進行方向に三嶽が姿を現す。まだピークを2つ3つ越えなければならな
い。
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鞍部はいい感じ |
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振り返れば西ヶ嶽 |
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小さなピークを越え、再び登り返す。岩尾根で、登るにつれて展望が広がる。前方にアンテナを
頭に乗せた三嶽。振り返ると先ほどまでいた西ヶ嶽がぽっこりと顔を覗かせている。モノクロの世
界だがなぜか温かささえ感じる。南には中継所のある大野山、その右には三角の尖った大船山。
いいねえ。南西の大きな山は白髪岳かな?
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三尾山が小さく見える |
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登りきったところは西の覗きを経由して栗柄へ至る道との分岐。西の方は雲がかかっているが、
春日町大路の谷の向こうに三尾山が特徴ある姿を見せている。その向こうの山塊は向山連山。
(三尾山からの三嶽)
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三嶽はガスの中 |
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幸さん 知さん |
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小休止して再び歩き始める。三嶽直下の鞍部はいい雰囲気。いいねえ。三嶽の北斜面は樹氷、
南は融けて茶色。冬と春が同居している。私の後ろを幸さん知さん親子が歩いている。知さんは
前を歩く幸さんと気遣うように・・。いいなあ、娘さんと山歩きができるなんて・・・。
鞍部から見上げる三嶽は急な角度でそびえている。あれを登るの?
滑りやすい岩もあるので要注意。
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三嶽山頂 |
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三嶽から下る |
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霰の中を三嶽山頂に着く。こんな日はさすがに誰もいない。しかし団体でたちまち賑やかになる。
展望は皆無。一等三角点が方位盤のそばにちょこんと座っている。
霰はますます激しく降ってきた。展望は望めそうにないので下山にかかる。しばらくはなだらかな
尾根を歩く。雪が深い。新雪の下に前に降った雪が残っている。試しに歩いてみると30cmほど沈
む。深さは体重に比例?
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白い長老ヶ岳 |
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階段を下る |
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鎖の垂らされた岩で渋滞している。トラロープがそばにあったのでそちらの方を下る。ここからは
階段。いつのまにか雪はやみ明るくなってきた。目を上げると木の間から白い山々が見える。平
坦な山容、林道とアンテナは長老ヶ岳やね。
擬木の階段の間に板が新たにつけられている。そういえば久しぶりの三嶽だ。
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雪椿 |
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大タワに着く |
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階段がとぎれ緩やかな道になると大タワも近い。雪を被った椿に早春の陽があたっている。楽し
かったオフも終わりに近づいた。
しんがりで到着すると他のメンバーは集まっている。
大タワに置いたやまごさんの車で栗柄に戻り、宿泊するみなさんと別れて帰路につく。
雪のオフだったがあまり寒さを感じなかった。春の雪は暖かくて優しいね。
リーダーのみずさん、ありがとうございました。参加のみなさん楽しかったです。(^_^)/~ |
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